Amrut Distilleries
インド
1948年、ジャグデール家がインド・バンガロールに創業した酒類企業である。2004年、インド初のシングルモルト・ウイスキー「アムルット」を世に出し、温暖な気候を生かした急速な熟成で国際的評価を得た。
アムルット・ディスティラリーズは、1948年、J・N・ラダクリシュナ・ラオ・ジャグデールによって、インド・カルナータカ州バンガロールに創業された。最初の工場は、インド製洋酒(IMFL)を専門とする、酒類のブレンド・瓶詰め施設だった。1972年に息子ニーラカンタ・ラオ・ジャグデールが家業に加わり、1976年に父が没すると、会長兼常務に就いた。
アムルットは、インドの暑い気候がウイスキーの熟成を早めることに着目した。インドでの樽熟成による年間の蒸発損失(エンジェルズ・シェア)は11〜12%と、スコットランドの約2%に比べて格段に大きく、インドでの1年の熟成はスコットランドの3年に相当するとされる。2010年2月4日、アムルットはバンガロールでシングルモルトの試飲会を催した。アムルットは、インドで初めて造られたシングルモルト・ウイスキーとして知られる。
2010年、ウイスキー評論家ジム・マレーが「アムルット・フュージョン」シングルモルトを世界第3位に選んだ。2019年には、同じくアムルット・フュージョンが「ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。インドのシングルモルトを世界に知らしめた、先駆的な造り手である。