High Coast Distillery
スウェーデン
2010年、デ・ヴァール兄弟がスウェーデン北部のオーダーレンに「ボックス蒸留所」として創業した造り手である。2018年にハイコーストへ改名し、北緯63度の冷涼な地でシングルモルトを造る。
ハイコースト・ディスティラリーは、2010年、マッツとペール・デ・ヴァールの兄弟によって「ボックス蒸留所(Box Destilleri AB)」として設立された。舞台となったのは、スウェーデン北部オーダーレンの古い発電所跡である。1991年、現在のオーナーであるマッツ・デ・ヴァールがこの旧発電所を引き取り、改装してアートギャラリーへと生まれ変わらせていた。
蒸留所は、オンゲルマン川沿いの小村ビャートロー郊外、ちょうど北緯63度に位置する。スウェーデンの「高い海岸(ホガ・クステン/ハイコースト)」と呼ばれる世界遺産の地にあり、寒暖差の大きい冷涼な気候が熟成に個性を与える。
最初のスピリッツは2010年12月に蒸留され、クリスマスイヴの前日に最初の樽が満たされた。当初は「ザ・ボックス・ディスティラリー」を名乗ったが、スコットランドのブレンド会社コンパス・ボックスとの混同を避けるため、2018年に立地にちなむ「ハイコースト」へと改名した。北欧クラフトを代表する造り手である。