MAKER
ハイラム・ウォーカー&サンズ
Hiram Walker & Sons
カナダ ・ 1858年創業
1858年、米国出身の実業家ハイラム・ウォーカーが、カナダ・オンタリオ州ウィンザーに創業した蒸留会社である。看板のカナディアン・ウイスキー「カナディアン・クラブ」で知られる。蒸留所の周りに企業城下町「ウォーカーヴィル」を築いたことでも名高い。
沿革
創業
ハイラム・ウォーカー&サンズは、1816年マサチューセッツ州生まれの実業家ハイラム・ウォーカーによって創業された。ウォーカーは1838年にデトロイトへ移り、酢や穀物ウイスキーの製造で評判を得た。禁酒運動の高まりでミシガン州が「ドライ」に向かうなか、彼はデトロイト川を渡った対岸、オンタリオ州ウィンザーの東に土地を購入し、1858年に蒸留所を設けた。
カナディアン・クラブとウォーカーヴィル
ウォーカーは自らのウイスキーを「クラブ・ウイスキー」として売り出し、1889年にラベルへ「カナディアン」の語を加え、1893年までに正式に「カナディアン・クラブ・ウイスキー」となった。彼は蒸留所や製粉所、さらには自前のフェリーや鉄道を擁する企業城下町を一から築き、1869年に「ウォーカーヴィル」として正式な町となった。1898年9月17日には、北米の蒸留所として稀なヴィクトリア女王の王室御用達を授かった。
現在
1899年のハイラム・ウォーカーの死後、事業は息子たちに引き継がれた。以後、所有者の変遷を経ながらも、カナディアン・クラブに象徴されるカナディアン・ウイスキーの名門として、その名を歴史に刻んでいる。