Piccadily Distilleries
インド・ハリヤナ州のピカディリー・アグロ・インダストリーズが手がける酒類事業である。1953年創業のグループを母体とし、シングルモルト「インドリ」やモルト「カメット」を生む。ボンベイ証券取引所に上場する。
ピカディリー・ディスティラリーズの母体は、1953年、K・N・シャルマがパンジャブ州ドラハで創業した「ケダール・ナート&サンズ」にさかのぼる。「ピカディリー」ブランドは1967年に立ち上げられ、レストラン・映画館・ホテルへと事業を広げた。1993年に製糖工場を取得してパティアラに最初の蒸留所を設け、翌1994年にはハリヤナ州インドリに2つ目の製糖工場と蒸留所を設けて「ピカディリー・アグロ・インダストリーズ」を設立した。
ハリヤナ州インドリの蒸留所は168エーカーに及び、7基のウォッシュスチルと7基のスピリッツスチル、計14基のスコットランド式銅製ポットスチルを備える。バージンオーク、元バーボン、フレンチワイン、オロロソ、PXシェリーなど多彩な樽で7万5000樽以上を熟成できる。2022年に旗艦シングルモルト「インドリ」を発売し、2023年のウイスキーズ・オブ・ザ・ワールド・アワードで最高賞(ベスト・イン・ショー)に輝いた。ほかにシングルモルト「カメット」も手がける。
ピカディリー・アグロ・インダストリーズはボンベイ証券取引所に上場する企業で、蒸留・製糖の2事業を軸に、モルトウイスキー・ラム・ENA・エタノールなどを製造している。