St. Kilian Distillers
ドイツ
2012年、投資銀行家のアンドレアス・テュムラーがドイツ・バイエルン州リューデナウに創業した、ドイツ最大のウイスキー蒸留所である。スコットランド・アイルランドの伝統的製法に倣ったシングルモルトを手がける。
ザンクト・キリアン・ディスティラーズは、2012年9月27日、アンドレアス・テュムラーによって創業された。バイエルン州ミルテンベルク郡リューデナウ、マイン渓谷の東オーデンヴァルトに位置する、ドイツ最大のウイスキー蒸留所である。テュムラーは、技術投資銀行家にしてウイスキー・コレクターで、ダブリン出身のアイリッシュ・ウイスキーの重鎮デイヴィッド・F・ハインズや、アモルバッハ出身のマスターディスティラー、マリオ・ルドルフと組んだ。
彼らの構想は、スコットランドとアイルランドの本来の蒸留法に倣い、ドイツ最大のウイスキー蒸留所を築くことだった。4年の準備と建設を経て、2016年、2基の6000リットルのフォーサイス社製銅製スチルから最初の「スピリット・オブ・ザンクト・キリアン」が流れた。2019年5月には、初の3年熟成シングルモルト「ファースト・キリアン」を披露した。
名は、千年以上前にアクア・ヴィテ(命の水)の奇跡的な力でゲルマンの人々を魅了したアイルランド人修道士、聖キリアンとその兄弟に敬意を表したものである。修道士たちはやがて、蒸留所のある現在のリューデナウの地に至り、ローマ時代に遡る聖なる泉オッティーリエンブルンネンの水と、アクア・ヴィテを合わせたと伝わる。