Bakery Hill Distillery
オーストラリア
1999年、元食品科学者のデイヴィッド・ベイカーがメルボルンに創業した蒸留所である。オーストラリア本土で初めて設立された現代のシングルモルト蒸留所で、その品質は世界的に高く評価された。
ベーカリーヒル・ディスティラリーは、1999年に設立された。現代オーストラリアで4番目、かつ本土では初めてのウイスキー蒸留所である。創業者デイヴィッド・ベイカーは元食品科学者で、高校の化学教師も務めた人物であり、その素養が仕込み・発酵・蒸留・熟成の探究の土台となった。
蒸留所は、「優れたシングルモルトはスコットランドからしか生まれない」という当時ささやかれていた風潮への挑戦として生まれた。ベイカーは、ウイスキー造りを分子レベルで理解できれば、スコットランドの名だたるモルトに比肩するものを造れるはずだと考えた。
最初のウイスキーは、熟成3年で2003年のオーストラリアン・モルト・ウイスキー・コンベンションで披露された。当初からクラシック・モルト、ダブルウッド、ピーテッド・モルトの3種を用意する凝りようだった。ジム・マレーの2005年版ウイスキー・バイブルは、同社の一本を「世界最優秀の小規模蒸留所ウイスキー」と称えた。オーストラリア・ウイスキーの草分けである。