Kamui Whisky K.K.
日本
2020年、米国出身の起業家ケイシー・ウォールが、北海道の利尻島に開いた日本最北の蒸留所である。アイラ島を思わせる島の自然に着想を得て、潮風で原酒を熟成させる。
カムイウイスキーは、2020年、日本最北の島・利尻島に開かれた、日本最北の蒸留所である。創業者は米国出身の起業家ケイシー・ウォールで、サウジアラビアの砂漠で育ち、米国で高校・大学を経て来日、20年以上を日本で過ごしてきた。旅で利尻島を訪れた際、スコットランドのアイラ島を思わせる自然に感銘を受け、この地に蒸留所を築くことを決めた。涼しい気候、良質な湧水、そしてピートに恵まれることから、利尻島をウイスキー造りに適すると見て、2016年頃から計画を進めた。
1800平方メートルの土地に、170平方メートルの蒸留所を建てた。スチルは、ケンタッキーのヴェンドーム社が手作りしたもので、日本のウイスキーを蒸留する初のアメリカ製スチルとなった。日本のウイスキーには珍しい長いネックを持つ。
原酒は、崖の上に立つ蒸留所を吹き抜ける、しばしば時速40kmを超える潮風で熟成される。仕込みと瓶詰めには、地元の湧水「霊峰の水」を用いる。島の厳しい自然をそのまま原酒に映す、利尻島の造り手である。