山崎18年、World Whiskies Awards 2026で存在感、国際舞台で続く日本ウイスキーの評価
ロンドンで開催されたWorld Whiskies Awards 2026で山崎18年が高評価を獲得。国産プレミアムウイスキーの値上げが続く中、国際的な評価と国内価格上昇という2つの動きが同時に進む日本ウイスキーの現在地を整理する。

ロンドンを拠点とする世界的なウイスキー品評会「World Whiskies Awards 2026」において、サントリー山崎蒸溜所が手がける「山崎18年」が高い評価を受けたことが明らかになった。同大会は毎年、世界各国のウイスキーをブラインドで審査し、国・カテゴリーごとに最優秀銘柄を選出する国際的な権威ある品評会として知られている。今回はほかにも、鹿児島・本坊酒造の「TSUNUKI」シリーズがベストジャパニーズ・スモールバッチ・シングルモルトを受賞するなど、大手だけでなく地方の蒸溜所も含めて日本ウイスキー全体の評価の高さが目立つ結果となった。
山崎蒸溜所は1923年に創業した日本初のモルトウイスキー蒸溜所であり、山崎18年はその中でも熟成年数を重ねた長熟プレミアムラインの代表格だ。国際的な品評会での受賞歴は今回が初めてではなく、2000年代以降、山崎シリーズは繰り返し世界的な賞を獲得し、ジャパニーズウイスキーというカテゴリー自体の地位向上に大きく貢献してきた銘柄として知られている。
一方で、こうした国際的評価の高まりと並行して、国内では山崎・白州・響といった主要プレミアムラインの価格改定が続いている。サントリーは国産プレミアムウイスキーの生産者価格について、対象商品の希望小売価格を6〜15%程度引き上げる方針を発表しており、代表的な例として「響 JAPANESE HARMONY」(700ml)は税抜7500円から8000円への改定が行われている。熟成に長い年月を要する長熟原酒は増産が容易ではなく、国際的な需要増と限られた供給という構造が、評価の高まりと価格上昇を同時に引き起こしていると見ることができる。
消費者にとっては、価格上昇は悩ましい変化である一方、山崎18年のような長熟ボトルが世界の舞台で改めて高く評価されていることは、日本のウイスキー造りの技術と哲学が国際的にも通用する水準にあることの裏付けでもある。今後も抽選販売や価格改定といった動きが続く中、こうした国際評価の情報は購入判断の一助になるはずだ。
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