
WHY THIS TASTE
熟成のピークに達した原酒を厳選しブレンドする、富士御殿場蒸溜所のプレミアム・ノンエイジブレンデッド。

この味を生む蒸留所
富士御殿場蒸溜所静岡県御殿場市、富士山麓の標高620メートルに立つ蒸溜所である。1972年、キリンビール・シーグラム・シーバスブラザーズ3社の合弁による「キリン・シーグラム」が設立され、翌1973年に稼働した。数ある候補地の中から御殿場市がウイスキー製造に最適と選ばれた。最大の特徴は、モルトとグレーン両方の製造設備を備え、仕込みからボトリングまでを一貫して行う、世界でも稀な複合蒸溜所である点。シーグラム社のグレーン・スピリッツの技術と、シーバスブラザーズ社のモルト技術を融合させた。グレーン用のマルチカラム(4塔)、バーボン用のビアカラムやダブラーも備える。仕込み水は富士山の伏流水、地下100メートルの深井戸から汲む軟水だ。
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富士山麓Fuji-Sanroku
2005年発売、2018年に全国展開された「シグニチャーブレンド」で現行ラインに至る、富士御殿場蒸溜所のブレンド。熟成年数ではなく、原酒それぞれが最も充実した時期を見極めてブレンドする独自の哲学を掲げる。仕込みからボトリングまでモルト・グレーン双方を一貫生産できる世界でも珍しい蒸溜所の総合力を映す一本。
富士御殿場蒸溜所の自社モルト・グレーン原酒で構成されるが、具体的な配合比は非公開。
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響17年、竹鶴17年、富士山麓 樽熟原酒50°。高騰した終売・休売ボトルを追う前に、自分が惚れていたのが「熟成の厚み」「度数」「構成」のどれだったかを切り分ける。要素ごとに、二次流通よりずっと現実的な価格で狙える現行品を探す。

「陸」も「富士山麓」も、造っているのはキリン。世界最高のグレーンを4度も獲りながら、なぜ二強の陰に隠れてきたのか——富士御殿場蒸溜所、日本第三の巨人の話。
ザ・シングルトン オブ グレンオード 12年
グレンオード蒸留所 ・ 12年
バニラ・カラメルを軸にモルティが寄り添う骨格が共通。同じ方向性でもう一本試したい。

バルヴェニー 21年 ポートウッド
バルヴェニー蒸留所 ・ 21年
フルーティーとモルティが両立する味わいが共通項。並べて飲み比べても面白い。

グレンフィディック 21年 グランレゼルバ
グレンフィディック蒸留所 ・ 21年
フルーティーとバニラ・カラメルの乗り方が近く、飲み口の印象が地続き。次の一杯にどうぞ。
ザ・シングルトン オブ グレンデュラン 12年
グレンデュラン蒸留所 ・ 12年
フレーバーの輪郭が近く、地続きで楽しめる一本。次の一杯にどうぞ。