分類解説
Blended
モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混和した、世界で最も飲まれているスタイル。
ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを掛け合わせて造ります。世界で流通するスコッチの大半はこのスタイルで、飲みやすさと安定した品質、手に取りやすい価格が魅力です。
モルトが香味の骨格を与え、グレーンが軽さとまろやかさを添える——両者の比率と組み合わせがブレンドの設計図です。
19世紀、連続式蒸留器の登場で安価なグレーンウイスキーが大量生産できるようになり、それをモルトと混ぜたブレンデッドが誕生しました。ジョニーウォーカーやシーバスリーガルといった銘柄が世界市場を切り拓き、スコッチウイスキーを国際的な飲み物へ押し上げました。
マスターブレンダーは何十種もの原酒を組み合わせ、年ごとに変わる原酒の状態を調整しながら、いつ飲んでも変わらない“銘柄の味”を再現します。単一原酒の個性を競うシングルモルトとは対照的に、恒常性とバランスを追求する職人技が結晶したカテゴリーです。



Pike Creek 10 Year Port Finish
🇨🇦 カナダ ・ ハイラム・ウォーカー蒸留所ほか ・ ブレンデッド ・ 10年 ・ 40%



ラベルに躍る60%前後という数字。カスクストレングスは、なぜ度数が高く飲みにくいはずなのに熱心なファンを掴むのか。「樽から出したまま」という思想と、飲み手が主導権を握れる自由さ、そして1968年に始まった歴史から読み解く。

居酒屋で「とりあえずハイボール」。かつて瀕死だったウイスキーを国民的な一杯へと押し上げたのは何だったのか。戦後の酒場文化と、2008年に仕掛けられた一大プロジェクトから、その理由を読み解く。

寒い夜の一杯で体がぽかぽかするのは確かなのに、生理学は「アルコールで体は温まらない」と言う。皮膚と体の芯で起きていることの違い、ほろ酔いと危険な飲み方の境目、セントバーナードの樽の俗説、冬の上手な楽しみ方まで、研究をもとに読み解く。

ニッカウヰスキーの新ブランド「ニッカ フロンティア」を使用した缶ハイボールが、7月14日に数量限定で発売される。余市蒸溜所のヘビーピートモルトを生かした個性的な味わいを手軽に楽しめる商品として期待される。