
熟成に使われた樽
「世界一ピーテッドな」を謳うシリーズの最新エディション。フェノール値208.7ppmという桁外れのピート値を誇る。

この味を生む蒸留所
ブルイックラディ蒸留所ラン半島、インダール湾の対岸に建つブルックラディは「進歩主義者(Progressive)」を名乗る異端児だ。1881年にハーヴェイ三兄弟が創業。長い低迷を経て2001年、マーク・レニエと伝説の職人ジム・マッケュワンらの手で劇的に再興し、2012年からレミー・コアントロー傘下にある。ヴィクトリア朝の古い設備をあえて使い続け、島内での瓶詰めにこだわり、大麦の産地や畑まで問う「テロワール」思想を掲げる姿勢は、スコッチの常識に挑み続けてきた。ノンピートで海の潮を感じさせる看板のラディ、力強くスモーキーなポート・シャーロット、そして世界最高峰のフェノール値を叩き出すオクトモア——一つの蒸留所が三つの人格を持つ。伝統への敬意と革新への渇望が同居する、アイラで最も饒舌な蒸留所である。
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オクトモアOctomore
アイラ島ブルックラディ蒸留所が手がける世界屈指のヘビーピーテッド・シングルモルト。2002年蒸留の初回リリースはフェノール値80.5ppmで、以降208ppmに達するバッチも登場した。2012年にレミー・コアントローがブルックラディを買収して以降も革新的なリリースを継続。多くは5年熟成で瓶詰めされ、強烈な煙香の中に潮気やフルーティ、バニラ香も感じられる複雑な味わいが特徴。
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