「宮城峡10年」が海外へ本格展開、割当は国内と同規模という需要
2026年2月に熟成年数表記で復活したニッカ「シングルモルト宮城峡10年」が、米国市場にも登場。海外割当は国内と同じ9,000本規模で、日本ウイスキーへの国際的需要の高さを映す。
ニッカウヰスキーの「シングルモルト宮城峡10年」が、海外市場へ本格的に広がっている。米メディアは2026年7月14日、同品が米国でも約1,572本・約175ドルで登場すると報じた。宮城峡の10年表記は原酒不足で2015年に一度終売し、2026年2月に熟成年数を明記したボトルとして国内で復活したばかりだ。
復活版は45%・参考価格13,200円で、販売本数は国内9,000本・海外9,000本の数量限定。宮城峡はリンゴやシトラスを思わせるフルーティーさが持ち味で、宮城峡蒸溜所特有のスチルと立地が生むやわらかな酒質が評価されてきた。海外割当が国内とほぼ同規模という点に、日本ウイスキーへの国際的な需要の高さがはっきり表れている。
裏を返せば、国内に回る本数はそれだけ限られる。ニッカウヰスキーは近年、余市・宮城峡のパッケージも順次刷新し、蒸溜所ごとの個性を打ち出す方向にある。年数表記モルトの安定供給が続くかは今後の熟成在庫次第で、定価での入手は引き続き簡単ではない見通しだ。
ハイボールやブレンデッドで気軽に楽しむなら、年数表記なしの定番モデルという選択肢もある。

海外の評価が高まるほど、10年表記の希少性はいっそう際立ちそうだ。
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