WHY THIS TASTE
リッチブレンドの系譜から2019年10月に数量限定で登場した派生品。10年以上熟成させたシェリー樽モルトと、内面を焼き直したリメード樽の原酒を使い、43度と定番のリッチブレンド(40度)より高い度数で仕上げている。狙いはシェリー樽由来の甘い香りをより濃く立ち上げること。定番4種のように通年で供給される品ではなく、数量限定として世に出た位置づけの一本。

この味を生む蒸留所
余市蒸溜所北海道余市町に立つ、ニッカウヰスキー発祥の蒸溜所である。1934年、「日本ウイスキーの父」竹鶴政孝が創業した。竹鶴は理想のウイスキー造りの地を求め、スコットランドに似た気候、豊かな水、澄んだ空気を持つこの地にたどり着いた。良質な大麦と、スモーキーな風味を生むピート(草炭)が豊富に採れることも決め手となった。最大の特徴は、今や世界でも稀となった「石炭直火蒸溜」。石炭をくべて直接スチルを熱するこの製法は、力強く重厚な酒質を生む。90年にわたり受け継がれてきた「竹鶴の火」だ。事務所棟など10棟が国の重要文化財に指定されている、日本ウイスキー史の聖地である。
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ブラックニッカBlack Nikka
1956年発売、1965年に一級ウイスキーとして刷新された、ニッカウヰスキーの大衆定番ブランド。1985年、余市のモルト原酒に宮城峡のシェリー樽モルト、さらに宮城峡で生まれるカフェグレーン原酒を加えた「ブラックニッカ スペシャル」で完成形に至った。竹鶴政孝のもう一つの理念——「日常に寄り添うウイスキー」を体現する存在である。
余市・宮城峡(モルト・カフェグレーンとも)の自社原酒で構成されるが、具体的な配合比は非公開。
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