WHY THIS TASTE
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この味を生む蒸留所
ラフロイグ蒸留所「好きか、嫌いか」——ラフロイグほど意見を二分するモルトはない。1815年、アレックスとドナルドのジョンストン兄弟が創業。キルブライド貯水池から引くピートを通った水が、ヨード、海藻、そして正露丸と評される強烈な薬品香の源となる。いまも一部にフロアモルティング(自家製の床式製麦)を守り、島のピートを自ら焚く姿勢が、その揺るぎない個性を支えている。英国王室の御用達(かつてのチャールズ皇太子が愛したことで知られる)という格式を持ちながら、味わいはどこまでも野趣に満ちる。潮としぶきをそのまま舐めるような一杯は、初心者を突き放し、愛好家を離さない。現在はビーム サントリーの傘下。アイラの薬品香を語るとき、その中心には常にこの名がある。
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オールド・パティキュラーOld Particular
独立ボトラーのダグラス・レインが2013年に立ち上げた、各地の蒸留所から厳選したシングルカスクのシングルモルト・シングルグレーンシリーズ。着色・チルフィルタレーションを行わず、カスク由来の油分や風味をそのまま活かした高めのアルコール度数で瓶詰め。1樽ごとの個性を重視した構成で、幅広い蒸留所のリリースを継続的に展開している。
独立ボトラーのシングルカスクシリーズで、リリースごとに構成蒸留所が異なる。
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バーの棚にときどき紛れている、銘柄名のないボトル。刷られているのはドット付きの数字と、詩のような一文だけ。40年以上その作法を貫くスコッチモルトウイスキー・ソサエティの、数字の読み方と、名前を伏せる二つの理由。

バーの棚で、同じ蒸留所の名を冠したウイスキーが別々の会社のラベルで並んでいることがある。鍵を握るのは自らは蒸留せず樽を買い付けて瓶詰めする「独立系ボトラー」。その成り立ちと、オフィシャルとは違う味の魅力を読み解く。