
WHY THIS TASTE
アードモアのピーテッド原酒をキーモルトに使用する、モルト比率の高さで知られる伝統的ブレンデッド。

この味を生む蒸留所
アードモア蒸留所スコットランド東部ハイランド、アバディーンシャーのケネスモントに立つ蒸留所である。1898年、ウィリアム・ティーチャーの息子アダムが、自社のブレンデッド「ティーチャーズ・ハイランド・クリーム」の原酒を確保するために建てた。最大の特徴は、ハイランドの蒸留所としては珍しく、ライトリー・ピーテッド(フェノール値12〜14ppm)の原酒を主軸に造る点だ。アバディーンシャー産のピートを用いたそのスモーキーさが、ティーチャーズに独特の骨格を与えてきた。1955年に2基、1974年に4基のスチルが増設され、計8基となった。1970年代半ばまで自社製麦、1980年代後半まで自社の樽工房も備えた。現在はサントリー・グローバル・スピリッツ傘下の、ピーテッド・ハイランドの造り手だ。
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ティーチャーズTeacher's
1830年、ウィリアム・ティーチャーがグラスゴーの妻の食料品店で酒を売り始めたことに端を発する老舗ブランド。安定した供給を確保するため1898年に自らアードモア蒸留所を設立し、そのヘビリーピーテッドな原酒を「フィンガープリント・ウイスキー」として据える。長らくアライド・ドメクの傘下を経て、2014年よりサントリー(ビーム サントリー)傘下。
上記アードモアの原酒に加え、30種前後のモルト・グレーンウイスキーをブレンド。正確な配合比は非公開。
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スコットランドでは、持ち帰り用の酒を売れる時間が法律で10時〜22時に限られている。夜の端は1853年の法律以来ほぼ動いていないが、朝の端は長く8時だったものを2005年の新法が2時間繰り下げた、新しい線だった。

同じワインに二つの値札をつけると、高い表示のときのほうが「美味しい」と報告され、脳の活動まで動いた。ところが8週間後、値段を伏せて飲み直すと差は消える。6,175件のブラインド評価が示した価格と評価の関係と、家で値札を外して飲む手順まで。

ある市販ウイスキーのpHを測ると3.80。歯が溶け始めるとされる5.2〜5.5を下回る。ところが同じ研究はそれを「酸蝕性なし」と結論した。酸の強さではなく「量」と「時間」で見る歯科の物差しから、水割り・ハイボール・着色・歯周病までを一次資料の数字で確認する。

スーパーで並ぶ1,000円台のスモーキーな二本。価格・キーモルト・ハイボール適性で選び分ける基準を整理し、あわせて「アードモアは内陸のピート、ラガヴーリンは海のピート」という定番の説明を、泥炭を分析した研究で確かめます。

ウイスキーの蒸溜所には、かつて猫がいた。生涯に28,899匹のネズミを捕ったとされるトウザーをはじめ、番人たちの記録が残る。なぜ酒を造る場所に猫が必要だったのか、そしてなぜ姿を消したのかを、フロアモルティングの衰退と衛生規則からたどる。

ジョニーウォーカー、バランタイン、シーバス、デュワーズ。名門ブレンデッドの名の主は、蒸溜所の職人ではなく町の食料品店主やワイン商だった。1860年の税法とガラス瓶が、町の店の看板を世界のブランドへ変えるまでをたどる。