四国初を掲げるジャパニーズウイスキー「阿波乃」、徳島から700本限定で出荷
徳島県阿波市の日新酒類「阿波乃蒸溜所」が、四国で初めてジャパニーズウイスキーの定義を満たすとするシングルモルトを発売。初回約700本・48%・バーボン樽3年熟成。
徳島県阿波市の日新酒類が手がける阿波乃蒸溜所が、2026年7月7日、初のシングルモルト「阿波乃」の出荷を始めた。初回ロットは約700本の数量限定で、希望小売価格は6,000円(税別)。四国で初めて「ジャパニーズウイスキー」の定義を正面から満たすシングルモルトだと打ち出している。
中身は同蒸溜所で蒸留し、バーボン樽で3年以上熟成させたシングルモルト。麦芽はノンピートを用い、度数は48%、700mlの化粧箱入りで仕上げた。日新酒類は清酒・焼酎などを手がける地元の酒類メーカーで、太閤酒造場の一角にあった焼酎の貯蔵倉庫を改造して蒸溜所とし、2023年4月に初蒸留を行っている。吉野川沿いの環境で育った原酒が、いよいよ製品として世に出た形だ。
「ジャパニーズウイスキー」は2021年に業界団体が自主基準を定めて以降、国内での蒸留・製造、3年以上の国内熟成、国内での瓶詰めといった要件を満たすかどうかが問われるようになった。阿波乃はその要件をクリアする1本として、四国のクラフト蒸溜所の存在感を押し上げる。
初回700本と少なく、全国流通よりも地元・専門店中心の展開になりそうだ。国内の新興蒸溜所ラッシュのなかで、四国から「定義準拠」を掲げて登場した意味は小さくない。今後の年数表記アイテムにも期待がかかる。
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