Hida Takayama
岐阜県初のウイスキー蒸溜所として、標高920メートルの旧高根小学校を改装して生まれた異色の造り手である。元禄年間創業の酒蔵「大文屋」を前身とする舩坂酒造店が、2023年3月に開設した。乗鞍岳を水源とする清冽な水と、四方を森に囲まれた湿潤な気候が熟成を支える。体育館を改めた蒸留棟には、世界初の鋳造製ポットスチルZEMONの改良型ZEMONⅡを2基据える。廃校を地域の宝へと甦らせ、飛騨の匠の心意気を一杯に込めている。
体育館を改修した蒸留棟には、マッシュタン・木製ウォッシュバック・ポットスチル・フィリング設備が一続きに並ぶ。ポットスチルは世界初の鋳造製スチルZEMONの改良型ZEMONⅡを2基備える。初年度の生産計画は4万リットル。飛騨の匠の技と最新設備が交わる場で、独自の酒質を追う。
舩坂酒造店は、前身を元禄年間創業の「大文屋」とする飛騨高山の酒蔵である。経営難に陥った蔵は2009年にアリスグループへ事業承継され再生に取り組み、2021年から蒸溜所建設計画を始動。約2年で、廃校となった旧高根小学校を改装した岐阜県初のウイスキー蒸溜所を、2023年3月に開設した。
蒸留所は標高920メートル、乗鞍岳と御嶽山の狭間に位置する。名山・乗鞍岳を水源とし、北アルプスで濾過された清冽な水と、四方を森林に囲まれた湿潤な気候が、貯蔵熟成に適した環境を生む。豊かな水と冷涼な地を選んだのは、地域の宝を未来へ繋ぐ想いからだ。
2026年秋に、同蒸留所発のシングルモルトの発売を予定する。廃校から生まれた飛騨高山の一本が、まもなく世に問われる。
フレーバープロファイル付きのボトルが追加され次第、ここでボトルごとの味わいを比較できるようになります。

この蒸留所が属する地域
1923年、鳥井信治郎が山崎蒸溜所を開設したのが日本ウイスキーの始まり。技師として招かれた竹鶴政孝は後にニッカウヰスキーを設立し余市蒸溜所を開いた。スコッチの製法を土台にしながらも、繊細な水質と四季の寒暖差を生かした独自のスタイルを確立し、2000年代以降は国際コンペティションでの受賞を機に世界的な評価を得ている。
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