
Setouchi
瀬戸内海のほぼ中央、広島県呉市に立つ蒸溜所である。1856年創業、清酒「千福」で知られる三宅本店が、150年余の酒造りの技を携え2022年3月にウイスキー製造を始めた。瓶詰工場を改装し、リードタイムの短い設備で約1年での稼働を実現。呉の灰ヶ峰に湧くミネラル豊富な伏流水と厳選ノンピート麦芽を用い、日本酒仕込みの発酵技術を生かす。オロロソシェリー樽やホグスヘッドで3年以上熟成させた、瀬戸内の温暖な気候が育む一杯だ。
厳選したノンピート麦芽を使い、120年以上の日本酒造りの経験を発酵に生かす。熟成には標準的なバーボン樽ではなく、オロロソシェリー樽や、通常より小さいホグスヘッド(225リットル)サイズの樽を用い、樽との接触を高めて3年以上かけて香味を育てる。
SETOUCHI DISTILLERYを営む三宅本店は、1856年創業、清酒「千福」で知られる広島・呉の酒蔵である。150年以上にわたり日本酒や焼酎を造ってきた同社が、2022年3月にウイスキー製造を開始。瓶詰工場だった建物を改装し、リードタイムの短い設備を導入することで、計画から約1年での稼働を実現した。
蒸留所は瀬戸内海のほぼ中央に位置する呉市に立つ。仕込み水には、呉の灰ヶ峰に湧くミネラル豊富な伏流水を用いる。瀬戸内の温暖で穏やかな気候と良質な水に恵まれた環境が、熟成を支える。
2024年に初のシングルモルト「瀬戸内 オロロソシェリーカスク」を発売。瀬戸内の名を冠したシングルモルトとして、温暖な気候が生む熟成の妙を映している。


この蒸留所が属する地域
1923年、鳥井信治郎が山崎蒸溜所を開設したのが日本ウイスキーの始まり。技師として招かれた竹鶴政孝は後にニッカウヰスキーを設立し余市蒸溜所を開いた。スコッチの製法を土台にしながらも、繊細な水質と四季の寒暖差を生かした独自のスタイルを確立し、2000年代以降は国際コンペティションでの受賞を機に世界的な評価を得ている。
日本を深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。