本文へ移動
Malt Note
コラム蒸留所ブランドボトル製法
Malt Note

ウイスキーの「なぜ」を読むメディア。製法・蒸留所・ブランド・ボトル・コラムの5層で味の理由を解き明かします。

読む

  • コラム
  • ニュース

探す

  • ボトル
  • ブランド
  • 分類
  • 製法

巡る

  • 蒸留所
  • 地域
  • メーカー
  • ボトラーズ

20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。飲酒は適量を、おいしく楽しく。

© 2026 Malt Note — ウイスキーの「なぜ」を読むメディア

運営者情報プライバシーポリシーお気に入り本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
  • コラム
  • 蒸留所
  • ブランド
  • ボトル
  • 製法
ガイアフロー静岡蒸溜所
DISTILLERY

ガイアフロー静岡蒸溜所

Shizuoka (Gaiaflow)

静岡県静岡市に立つ、ガイアフロー株式会社の蒸溜所である。ウイスキーの輸入販売業を営んでいた中村大航が、2016年に開設し、同年10月から蒸留を開始した。中村は2012年にガイアフロー社を興し、再生可能エネルギー事業を展開する傍ら、20代からウイスキーを愛し、アイラ島・ジュラ島への旅で本場の造りに触れた。最大の特徴は、フォーサイス社製の初留器「W(ダブリュー)」による、世界のウイスキー蒸留所でも唯一という薪の直火加熱で、800℃という高温で蒸留する。発酵槽は大阪の藤井製桶所が手がけた木桶10基(オレゴンパイン4基、静岡杉6基)。8年の歳月をかけ、静岡県産大麦100%のウイスキーも実現した、日本クラフトウイスキーの意欲作だ。

🇯🇵日本日本ガイアフロー
創業2016年·掲載ボトル5本

フレーバーの傾向

なぜこの味になるのか

静岡最大の特徴は、フォーサイス社製の初留器「W(ダブリュー)」による、世界の蒸留所でも唯一という薪の直火加熱だ。800℃という高温で蒸留するこの製法が、力強く複雑な原酒を生む。木製の発酵槽による長い発酵と相まって、フルーティで奥行きのある個性が形づくられる。伝統的な手法への徹底したこだわりが、この蒸溜所の哲学の核をなしている。

歴史

静岡蒸溜所は、ウイスキーの輸入販売業を営んでいたガイアフロー株式会社の中村大航によって、2016年に静岡県静岡市に開設された。中村は2012年にガイアフロー社を興し、再生可能エネルギー事業を展開する傍ら、20代からウイスキーを愛し、2012年6月にはスコットランドのアイラ島・ジュラ島を訪れ本場の造りに触れた。この経験が、自ら蒸溜所を持つという構想の原点となった。開設と同年の2016年10月から蒸留を開始し、以来8年をかけて100%静岡産大麦のウイスキーを完成させた。

立地と水

蒸溜所は静岡県静岡市に立つ。発酵槽(ウォッシュバック)には、大阪の藤井製桶所が手がけた木桶10基(オレゴンパイン製4基、静岡産杉製6基)を用い、容量はすべて8000リットル。日本酒の木桶造りに造詣の深い職人の技術が、この蒸溜所の設備に生かされている。地元静岡の水と大麦を生かした「グレーン・トゥ・ボトル」の造りを追求している。

35.1300, 138.2900Googleマップで見る ↗
BOTTLES

この蒸留所のボトル

定番の「静岡ポットスチルK&S」を核に、100%静岡産大麦を用いた限定リリースなどを展開する。8年の歳月を経て実現した「グレーン・トゥ・ボトル」のウイスキーは、地元の風土をそのまま瓶に映す。薪直火という唯一無二の製法と、地元産大麦へのこだわりで注目を集める、静岡発のクラフト蒸溜所である。

プロローグK
静岡 プロローグK

Shizuoka Prologue K

🇯🇵 日本 ・ ガイアフロー静岡蒸溜所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 55.5%

カスクストレングス
ポットスティルK 純外国産大麦 初版
静岡 ポットスティルK 純外国産大麦 初版

Shizuoka Pot Still K 100% Imported Barley First Edition

🇯🇵 日本 ・ ガイアフロー静岡蒸溜所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 55.5%

Bottle
静岡 ポットスティルW 5年 100%外国産大麦2026年版

Shizuoka Pot Still W 5 Year Old 100% Imported Barley 2026 Edition

🇯🇵 日本 ・ ガイアフロー静岡蒸溜所 ・ シングルモルト ・ 5年 ・ 50.5%

Bottle
静岡 ポットスティルW 純日本大麦2025年版 バレル5年

Shizuoka Pot Still W 100% Japanese Barley 2025 Edition Barrel 5 Year Old

🇯🇵 日本 ・ ガイアフロー静岡蒸溜所 ・ シングルモルト ・ 5年 ・ 55.5%

ユナイテッドS 初版
静岡 ユナイテッドS 初版

Shizuoka United S First Edition

🇯🇵 日本 ・ ガイアフロー静岡蒸溜所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 50%

COLUMNS

関連するコラム

ウイスキーの樽をまるごと買う——日本のカスクオーナー制度で本当にかかる費用と、海外の「樽投資」との決定的な違い
Production

ウイスキーの樽をまるごと買う——日本のカスクオーナー制度で本当にかかる費用と、海外の「樽投資」との決定的な違い

日本のクラフト蒸溜所では、樽ごとウイスキーを買える。静岡蒸溜所の公表数値で申込金・酒税・ボトリング費用まで積み上げ、1本いくらになるかを試算。あわせて、規制の外にある海外の「樽投資」との違いと、買う前に確かめる三点を整理する。

読了 10分 · 製法解説
なぜ静岡の蒸溜所は、ポットスチルを「薪の火」で焚いているのか——山から出た間伐材と、オークションで競り落とした軽井沢の釜
Production

なぜ静岡の蒸溜所は、ポットスチルを「薪の火」で焚いているのか——山から出た間伐材と、オークションで競り落とした軽井沢の釜

釜の下で薪が燃える、蒸溜所自身が「他に類を見ない」と呼ぶポットスチル。静岡蒸溜所が薪を選んだ理由と、隣に立つもう一基——閉鎖された軽井沢蒸溜所の部品から組み直された釜の来歴をたどる。

読了 5分 · 製法解説
なぜ蒸溜所は、スチルを新調するとき「へこみまで」写させるのか——「小さなへこみは影響しない」と造り手が言っても、形を変えない世界
Production

なぜ蒸溜所は、スチルを新調するとき「へこみまで」写させるのか——「小さなへこみは影響しない」と造り手が言っても、形を変えない世界

「スチルを作り替えるときは、へこみの一つひとつまで写す」——よく語られるこの話を、スチルを造っている当人はどう見ているのか。銅が半分に痩せる日と、変数を一つも動かさないという選択の話。

読了 6分 · 製法解説
飲まない一本を売ってもいいのか——酒税法が引く「継続」の一語と、いま免許を取っても山崎を全国に売れない理由
How to drink

飲まない一本を売ってもいいのか——酒税法が引く「継続」の一語と、いま免許を取っても山崎を全国に売れない理由

もらったまま棚に眠る一本。フリマに出せば売れるが、違法なのか。酒税法が「販売業」を分ける基準は本数ではなく「継続」だった。免許が要らない範囲と、いま通信販売の免許を取っても大手の定番銘柄を全国に売れない理由を整理する。

読了 8分 · 飲み方
なぜ蒸溜所は、80年前のモルトミルをいまも回しているのか——「良すぎて潰れた」と語られるポーティアスとボビーの実際
Production

なぜ蒸溜所は、80年前のモルトミルをいまも回しているのか——「良すぎて潰れた」と語られるポーティアスとボビーの実際

蒸溜所の工程の入口には、とうに消えた会社の名を刻んだ鋳鉄の箱がある。ポーティアスとボビー。「良すぎて自分の商売を終わらせた」と語られる二社の実際と、軽井沢から静岡へ渡った一台の話。

読了 6分 · 製法解説
なぜ蒸溜所の見学では、いちばん見たい場所で「写真は禁止です」と言われるのか——12℃で火がつく蒸気と、点火源を13通りに数える規格
Production

なぜ蒸溜所の見学では、いちばん見たい場所で「写真は禁止です」と言われるのか——12℃で火がつく蒸気と、点火源を13通りに数える規格

スチルハウスや熟成庫で撮影が止められるのはなぜか。エタノールの引火点12℃、樽二本で届く消防法の線、点火源を13通りに数える欧州規格、そして「携帯電話で引火」という神話の実際までを辿る。

読了 14分 · 製法解説
なぜ「スコットランドの酒」なのに、大麦はスコットランド産でなくてもいいのか——条文が縛るのは造る場所だけで、畑の場所は一行も書いていない
Production

なぜ「スコットランドの酒」なのに、大麦はスコットランド産でなくてもいいのか——条文が縛るのは造る場所だけで、畑の場所は一行も書いていない

スコッチの条文は糖化も蒸留も熟成もスコットランドと厳しく縛る一方、原料の大麦がどこで採れたかには一言も触れていない。日本の基準が産地を書き込んだのは「水」だけ。その空白に、自分から縛りを増やす造り手がいる。

読了 9分 · 製法解説
日本

この蒸留所が属する地域

日本

1923年、鳥井信治郎が山崎蒸溜所を開設したのが日本ウイスキーの始まり。技師として招かれた竹鶴政孝は後にニッカウヰスキーを設立し余市蒸溜所を開いた。スコッチの製法を土台にしながらも、繊細な水質と四季の寒暖差を生かした独自のスタイルを確立し、2000年代以降は国際コンペティションでの受賞を機に世界的な評価を得ている。

日本を深掘りする →
NEIGHBOURS

日本の他の蒸留所

日本をもっと知る →
SETOUCHI DISTILLERY

SETOUCHI DISTILLERY

Setouchi

広島県 ・ 2022年

オリエンタル金沢蒸溜所

オリエンタル金沢蒸溜所

Oriental Kanazawa

石川県 ・ 2022年

ニセコ蒸溜所

ニセコ蒸溜所

Niseko

北海道 ・ 2021年

ニッカウヰスキーさつま司蒸溜蔵

ニッカウヰスキーさつま司蒸溜蔵

Nikka Satsuma Tsukasa

鹿児島県 ・ 2018年

← 蒸留所一覧へ戻る