Hinch
北アイルランド・ダウン県バリナヒンチ、オーナーのキラニー・エステート内に立つ蒸留所である。実業家テリー・クロス博士OBEが2016年に創業し、2020年に開業した。「ヒンチ」の名は近隣のバリナヒンチ村に由来し、18世紀に英国軍とユナイテッド・アイリッシュメンが戦った地でもある。約2800平方メートルの蒸留所は、歴史あるキラニー・エステートに、地元の職人が地元産の素材で建てた。高品質な3回蒸留のシングルモルトに主眼を置き、バーボン樽とシェリー樽が独特の風味を与える。5年・10年熟成やピート麦芽も手がける。ボルドーに20年ワインを造る自社ヴィンヤードを持つ創業者の感性が、樽使いに息づく造り手だ。
ヒンチは、高品質な3回蒸留のシングルモルト・ウイスキーに主眼を置く。麦芽のみを用いて銅製ポットスチルで3回蒸留するアイリッシュの伝統に則り、クリーンでなめらかな原酒を生む。そこにバーボン樽とシェリー樽での熟成が独特の風味を重ねる。5年・10年熟成の各種に加え、ピート麦芽を用いた原酒も手がける。ボルドーでワインを造る創業者の感性が、樽選びとフィニッシュに反映されている。ジンも手がけ、「ナインス・ウェイブ・ジン」はアイルランド神話の海との結びつきに名を得た一本だ。
ヒンチ蒸留所は、実業家テリー・クロス博士OBEが2016年に創業し、2020年に開業した。「ヒンチ」の名は近隣のバリナヒンチ村に由来する。この地は18世紀、英国軍とユナイテッド・アイリッシュメンが戦った戦場でもあった。創業者のクロス博士は、フランス・ボルドーに自社のヴィンヤードを持ち、20年にわたりワイン造りを続けてきた人物で、その樽とワインへの深い知見がヒンチの造りに生かされている。
蒸留所は北アイルランド・ダウン県バリナヒンチ、オーナーの所有するキラニー・エステート内に立つ。約2800平方メートル(3万平方フィート)の蒸留所は、歴史ある田園のエステートに、地元の職人が地元産の素材を用いて建てた。ビジターセンターを併設し、田園の自然と調和した拠点となっている。
3回蒸留のシングルモルトを核に、シェリー樽やバーボン樽で仕上げた各種、ピーテッドの限定品を展開する。ケルトの意匠をまとう海の青のボトル「ナインス・ウェイブ・ジン」も看板だ。ワイン造りの知見を生かした樽使いで、北アイルランドのクラフト蒸留に彩りを添えている。
フレーバープロファイル付きのボトルが追加され次第、ここでボトルごとの味わいを比較できるようになります。

この蒸留所が属する地域
禁酒法や英愛貿易戦争などを経て20世紀に大きく衰退したが、「アイリッシュウイスキーの父」と呼ばれる再興を経て2020年代には蒸留所数が40を超えるまでに回復した。多くは単式蒸留器で3回蒸留する伝統製法を用い、ノンピートの大麦を使うためスコッチに比べて軽やかでまろやかな味わいになりやすい。
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