
Hioki
140年以上にわたり鹿児島・日置で焼酎を造ってきた小正醸造の蔵である。樽貯蔵の先駆け「メローコヅル」や「さつま小鶴」を生んだ同社は、2017年に吹上浜沿いへモルトの嘉之助蒸溜所を開いた。その本拠である日置蒸溜蔵でも2020年にウイスキー免許を取得し、グレーンウイスキーの生産を始めた。丸麦と大麦麦芽を焼酎蒸留器で2回蒸留する独自方式が特徴。芋・麦・米焼酎の仕込みの合間、1月下旬から蒸留を行う、焼酎蔵ならではの造り手だ。
グレーンウイスキーは丸麦(二条大麦)と大麦麦芽を原料に、焼酎蒸留器で2回蒸留を行う独自方式が特徴だ。例年8月から12月は芋焼酎、翌1月まで麦・米焼酎を仕込み、グレーンウイスキーの製造は1月下旬頃から始める。焼酎蔵の設備と季節の巡りを生かした造りが、酒質に独自の性格を与える。
日置蒸溜蔵は、創業以来140年以上にわたり鹿児島県日置市で焼酎造りを続ける小正醸造の施設である。樽貯蔵の先駆けとなった「メローコヅル」や「さつま小鶴」を看板に育ててきた。2017年に日置蔵から2キロほど離れた吹上浜の海岸沿いにモルトの嘉之助蒸溜所を開設し、2020年には日置蔵でもウイスキー製造免許を取得してグレーンウイスキーの生産を始めた。
蔵は薩摩半島西岸、吹上浜にほど近い日置市に立つ。焼酎造りで培った水と原料の扱いを土台に、温暖な薩摩の気候のもとで熟成を進める。姉妹蒸溜所である嘉之助と至近の立地にあり、グループとしての厚みを生む。
日置蔵で生まれるグレーン原酒は、姉妹蒸溜所・嘉之助のモルトと組み合わされ、KANOSUKEブランドのブレンデッドなどに生かされていく。焼酎蔵の技を映す、縁の下の原酒を静かに積み上げている。
フレーバープロファイル付きのボトルが追加され次第、ここでボトルごとの味わいを比較できるようになります。

この蒸留所が属する地域
1923年、鳥井信治郎が山崎蒸溜所を開設したのが日本ウイスキーの始まり。技師として招かれた竹鶴政孝は後にニッカウヰスキーを設立し余市蒸溜所を開いた。スコッチの製法を土台にしながらも、繊細な水質と四季の寒暖差を生かした独自のスタイルを確立し、2000年代以降は国際コンペティションでの受賞を機に世界的な評価を得ている。
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