Kii Kumano
世界遺産・熊野の霊地を望む和歌山県上富田町に立つ複合型蒸溜所である。1969年創業のプラム食品が、飲料事業50年の節目にあたる2019年5月に開設した。梅加工品や梅酒、ワインで培った技を礎に、ウイスキー・クラフトジン・クラフトラムを手がける。仕込み水は紀伊山地に発する富田川の伏流水。銅製ポットスチルで少量丁寧に蒸留し、ミズナラ樽などで3年以上熟成させる。熊野の清水と自然が育む、和歌山発のクラフトスピリッツだ。
銅製のポットスチルによる少量丁寧な蒸留を行い、ウイスキー・クラフトジン・クラフトラムをそろえる複合型蒸溜所である。大麦麦芽はカナダなどから輸入し、ミズナラなどの樽で3年以上熟成させる。クラフトジンには熊野地方のボタニカルを用いるなど、土地の素材を生かす姿勢が貫かれる。
紀州熊野蒸溜所を営むプラム食品は1969年創業。梅干し以外の清涼飲料や菓子、ジャム、ゼリーといった梅加工品の開発から始まり、1980年代後半には梅酒、90年代後半にはワインの製造も手がけてきた。飲料事業50年の節目にあたる2019年5月、和歌山県内初のウイスキー蒸溜所として紀州熊野蒸溜所を開設した。
蒸溜所は世界遺産・熊野の地に近い和歌山県西牟婁郡上富田町に立つ。仕込み水には紀伊山地に源を発する富田川の清冽な伏流水を用いる。温暖で雨の多い紀南の気候が、熟成の背景となる。
代表銘柄「熊野ウイスキー」は、スコッチモルトとジャパニーズモルトをブレンドしミズナラ樽で追熟させた一本で、芳醇で複雑な香りを特徴とする。ジンやラムと並ぶ、蒸溜所の看板だ。
フレーバープロファイル付きのボトルが追加され次第、ここでボトルごとの味わいを比較できるようになります。

この蒸留所が属する地域
1923年、鳥井信治郎が山崎蒸溜所を開設したのが日本ウイスキーの始まり。技師として招かれた竹鶴政孝は後にニッカウヰスキーを設立し余市蒸溜所を開いた。スコッチの製法を土台にしながらも、繊細な水質と四季の寒暖差を生かした独自のスタイルを確立し、2000年代以降は国際コンペティションでの受賞を機に世界的な評価を得ている。
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