St. George
カリフォルニア州アラメダ、旧海軍航空基地の巨大な格納庫に立つ、アメリカン・クラフト蒸留の草分けである。ドイツ・黒い森地方の蒸留の家系に生まれたヨルグ・ルップが、ベイエリアの豊かな果実に触発され、1982年にオー・ド・ヴィー(果実ブランデー)の蒸留所として創業した。1996年、醸造家で元原子力技師のランス・ウィンターズを、自家製ウイスキーの瓶を履歴書代わりに雇い入れた逸話は名高い。翌年から二人はシングルモルトの蒸留・熟成を始め、2000年に初リリース。ウォッカ、アブサン、ジン、ブランデーまで手がける多彩さと、実験精神に富んだ造りで知られる存在だ。
1997年からシングルモルトの蒸留・熟成を始め、2000年に初リリースした。ウイスキーに加え、ウォッカ、アブサン、ジン、ブランデー、リキュールなど幅広いスピリッツを手がける多彩さが最大の特徴だ。ランス・ウィンターズの実験精神のもと、様々な麦芽や樽を試み、既成概念にとらわれない造りを追求する。クラフトならではの自由な発想が、個性豊かな酒質を生む。
セントジョージ・スピリッツは、1982年にヨルグ・ルップがオー・ド・ヴィー(果実ブランデー)の蒸留所として創業した。ルップ家はドイツの黒い森地方に蒸留の歴史を持ち、ベイエリアに移り住んだルップは周辺の豊かな果実に触発されて自らの蒸留所を興した。1996年、醸造家で元原子力科学者のランス・ウィンターズを雇用。ウィンターズは自家製ウイスキーの瓶を履歴書代わりに持ち込んだと伝わり、以来同社を率いるマスターディスティラーとなった。アメリカン・クラフト蒸留の草分け的存在である。
蒸留所はカリフォルニア州アラメダに立つ。2004年、旧アラメダ海軍航空基地の約6000平方メートル(6万5千平方フィート)の飛行機格納庫へ移転した。サンフランシスコ湾を望むこの広大な空間で、多彩なスピリッツが造られる。ベイエリアの温暖な気候と、格納庫という独特の環境が、造りの舞台となっている。
「セントジョージ シングルモルト ウイスキー」を核に、限定リリースの各種、そしてライ・ウイスキー「ボーラー(Baller)」(日本のウイスキーに着想を得た一本)などを展開する。ウォッカ「ハングラー」やアブサンなど多彩な銘柄とともに、アメリカン・クラフトの先駆者としての地位を確立している。
フレーバープロファイル付きのボトルが追加され次第、ここでボトルごとの味わいを比較できるようになります。

この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
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