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ケアン蒸留所
DISTILLERY

ケアン蒸留所

The Cairn

ケアンゴームズ国立公園を望むグラントン・オン・スペイの地に、スペイ川を見下ろすように建つケアン蒸留所は、ゴードン&マクファイルにとって1993年のベンロマック買収以来となる自社2つ目の蒸留所である。伝統的な19世紀様式のベンロマックとは対照的に、緑化屋根を戴く円形の意匠を採用したモダンな建築が象徴的で、2020年から2022年にかけて建設され、2022年10月に稼働を開始した。フォーサイス社製の玉ねぎ型ポットスチル6基を備え、週5日稼働で年間100万リットルの蒸留能力を持ち、フル稼働時には220万リットルまで拡張可能な設計となっている。

地域:スペイサイド
運営メーカー:ゴードン&マクファイル
創業
2022
地域
スペイサイド
国
スコットランド
水源
スペイ川

なぜこの味になるのか

フォーサイス社製の玉ねぎ型ポットスチルを6基備え、リーンアームがやや下向きに傾斜する設計で、シェル&チューブ式のコンデンサーに接続される。週5日稼働で年間約100万リットル(アルコール換算)を生産し、24時間フル稼働に切り替えれば最大220万リットルまで拡張できる能力を持つ。伝統的な19世紀建築のベンロマックとは対照的に、緑化屋根(セダムルーフ)を戴く円形のモダンな建築を採用しており、これはゴードン&マクファイルが「伝統」と「革新」という2つの顔を自社蒸留所で描き分けようとする姿勢の表れといえる。

歴史

ゴードン&マクファイルは1895年創業、エルギンを拠点とする4代続く家族経営企業で、1993年にベンロマック蒸留所を買収して以来、初めて自社蒸留所を保有した。それから約30年を経た2020年、同社は2つ目となる自社蒸留所の建設に着手し、ケアンゴームズ国立公園のふもと、グラントン・オン・スペイの地を選定。2020年から2022年にかけて建設が進められ、2022年10月に「ケアン」の名で正式に稼働を開始した。

立地と水

蒸留所はスペイ川を見下ろす高台に位置し、ケアンゴームズの山々を望む景勝地に建つ。名称の「ケアン(Cairn)」はスコットランド各地に見られる石積みの標識塚に由来し、この土地に根ざした景観を象徴する。仕込み水にはスペイ川水系の水源を用いる。

この蒸留所のボトル

2022年稼働のため自社原酒はまだ熟成期間中であり、蒸留所名を冠したシングルモルトの本格リリースはこれからの段階にある(2026年時点)。稼働記念として、ごく少量の限定原酒を用いたリリースが試験的に行われている。

フレーバープロファイル付きのボトルが追加され次第、ここでボトルごとの味わいを比較できるようになります。

スペイサイド

この蒸留所が属する地域

スペイサイド

スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。

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