
Allt-a-Bhainne
スコットランド・スペイサイド、ダフタウン近郊に立つ蒸留所である。1975年、シーグラム社がシーバス・ブラザーズのブレンド用モルト原酒を大量供給する目的で建設した。近代性を第一に設計された最初期の蒸留所で、すべての設備が一つの部屋に収まり、一人で全工程をこなせるほど効率的につくられている。2001年にペルノ・リカールがシーバス・ブラザーズを取得。2002年に一時休眠したが2005年に再開した。主にノンピートの原酒を造るが、スペイサイドとしては珍しく、生産の30〜50%にフェノール値10〜20ppmのピーテッド麦芽を用いたスモーキーな原酒も手がける。2018年に初の公式シングルモルトを発売した、実務的な造り手だ。
アルタベーンは、主にノンピートのクリーンなスペイサイド・スタイルの原酒を造る。すべての設備が一室に集約された効率的な設計が特徴で、少人数での大量生産を可能とする。一方で、スペイサイドの蒸留所としては珍しく、生産の30〜50%にフェノール値10〜20ppmのピーテッド麦芽を用い、スモーキーな原酒も手がける。この二面性が、ブレンドに幅広い選択肢を与えている。
アルタベーン蒸留所は、1975年、シーグラム社が、シーバス・ブラザーズのブレンド用モルト原酒を大量に供給する目的で建設した。名高いウイスキーの町ダフタウンからほど近い地に立つ。近代性を第一に設計された最初期の蒸留所で、すべての設備が一つの部屋に収まり、始めから終わりまでの工程を一人でこなせるほど効率的につくられている。2001年、ペルノ・リカールがシーバス・ブラザーズを取得。2002年に一時休眠したが、2005年に再開した。長くブレンド用の施設として稼働し、2018年に初の公式モルトを発売した。
蒸留所はスコットランド・スペイサイド、ダフタウン近郊、ベン・リネス山の裾野に立つ。名はゲール語で「乳の小川」を意味するとされる。効率的なブレンド原酒生産を目的に設計された立地で、周囲の良質な水がクリーンな酒質を支える。近代的な設備と伝統的な水源が両立する。
数十年にわたり主にブレンド用施設として稼働してきたが、2018年に初の公式シングルモルト・ボトリングを発売した。シグナトリーなど独立系ボトラーからのリリースでも知られる。効率的な近代設計と、ノンピート・ピーテッド双方を造り分ける柔軟さで、シーバスのブレンドを支える、スペイサイドの実務派である。


この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。