William Grant & Sons
スコットランド ・ 1887年創業
1887年、ウィリアム・グラントが妻と9人の子とともにスコットランド・スペイサイドに創業した、家族経営の蒸留会社である。グレンフィディック蒸留所を皮切りに事業を拡大し、6代を経た今もグラント家が100%所有・経営する、業界でも稀な独立系企業だ。
ウィリアム・グラント&サンズは、1887年、ウィリアム・グラントによって創業された。1839年生まれのグラントは、モートラック蒸留所で事務員・支配人として20年以上の経験を積んだのち、1886年、妻と7人の息子・2人の娘とともに、スペイ川近くの土地を買い、自ら蒸留所の建設に着手した。カーデュ蒸留所から中古のスチルなどの設備を120ポンド弱で購入し、家族と石工の手だけで建設を進め、1887年のクリスマスにグレンフィディック蒸留所が稼働を始めた。
1892年、隣接地に2つ目の蒸留所バルヴェニーを建設。1898年には自社ブレンド「グランツ」を発売し、シングルモルトとブレンデッド双方の事業基盤を早くから築いた。
ウィリアム・グラント&サンズは、グレンフィディックとバルヴェニーを擁し、スコッチ・ウイスキー業界第3位(市場シェア約8%)の規模を持ちながら、6代を経た今もグラント家が100%所有・経営する、業界でも稀な独立系企業として知られる。