Hudson (Tuthilltown)
ニューヨーク州ガーディナー、220年の歴史を持つタットヒルタウン製粉所を再生した、禁酒法以降ニューヨーク州初の蒸留所である。登山家で元クライミングジム経営者のラルフ・エレンゾが、2001年にこの製粉所を買い、当初は登山者向けのロッジにしようとした。だが規制の壁に阻まれ、ブライアン・リーとともに2003年にタットヒルタウン・スピリッツを開業。2006年、州で1920年代以来初のウイスキー「ハドソン ベイビー バーボン」を生んだ。小さな樽で急速に熟成させる手法が特徴だ。エレンゾは州のファーム蒸留所法の成立にも尽力し、ニューヨークのクラフト蒸留を切り拓いた。のちにブランドはウィリアム・グラント&サンズが取得した。
ハドソンは、地元産の穀物を用いた小規模なクラフト蒸留を信条とする。特徴的なのは、通常より小さい樽で熟成させる手法で、樽と原酒の接触面積を高めることで急速に熟成を進め、若い原酒にも濃厚な香味を与える。「ベイビー バーボン」の名は、この小樽・若齢の造りに由来する。地元グレーンと小樽熟成が、ニューヨークならではの個性を生む。
ハドソン・ウイスキーを生むタットヒルタウン・スピリッツは、2003年にラルフ・エレンゾとブライアン・リーが開業した、禁酒法以降ニューヨーク州初の蒸留所である。登山家で元クライミングジム経営者のエレンゾは、2001年にタットヒルタウン製粉所を購入し、当初は登山者向けロッジを構想していた。規制に阻まれる中で蒸留へ転じ、2006年に州で1920年代以来初のウイスキー「ハドソン ベイビー バーボン」を世に出した。エレンゾは州のファーム蒸留所法の成立にも尽力し、後にブランドはスコッチの名門ウィリアム・グラント&サンズが取得した。
蒸留所はニューヨーク州ガーディナー、国家歴史登録財に名を連ねるタットヒルタウン製粉所に立つ。1788年にセラ・タットヒルが建てたこの製粉所は、220年にわたり水力で地元の穀物を製粉し、ニューヨーク州史上最も長く連続稼働した製粉所だった。歴史的建造物を再生した拠点で、ハドソン・バレーの風土を生かした造りを行う。
州初のウイスキーとなった「ハドソン ベイビー バーボン」を核に、「ブライト ライツ、ビッグ バーボン」「ドゥ・ザ・ライ・シング(ライ・ウイスキー)」などを展開する。ニューヨーク・クラフト蒸留のパイオニアとして、その先駆的な歩みが高く評価されている。
フレーバープロファイル付きのボトルが追加され次第、ここでボトルごとの味わいを比較できるようになります。

この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
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