
Kininvie
スコットランド・スペイサイド、ダフタウンのウィリアム・グラント社の敷地に立つ蒸留所である。1990年7月4日に生産を開始した。グレンフィディックの成功でその原酒がシングルモルト用に確保されたため、ブレンド用のモルトを自社でまかなう必要から、同社が3番目の蒸留所として建てた。バルヴェニー蒸留所の敷地内に建てられ、蒸留棟のみを持ち、自前の糖化棟を持たない珍しい構成だ。コンピューター制御で蒸留を行う。産出原酒は主にウィリアム・グラント社のブレンドに用いられ、とりわけブレンデッドモルト「モンキー・ショルダー」の主要構成原酒として知られる。長く「幽霊蒸留所」と呼ばれた、縁の下の造り手だ。
キニンヴィは、コンピューター制御で蒸留を行う高能力の生産施設だ。自前の糖化棟を持たず蒸留棟のみという構成ながら、年間約480万リットルもの原酒を生む。産出原酒は主にウィリアム・グラント社のブレンドに用いられ、クラン・マクレガーなどの土台を支える。とりわけ、バルヴェニー・グレンフィディックの原酒と合わせて造られるブレンデッドモルト「モンキー・ショルダー」の主要構成原酒として重要な役割を担う。
キニンヴィ蒸留所は、1990年7月4日に生産を開始した。グレンフィディックの成功により、その原酒がすべてシングルモルト用に確保されることになったため、ウィリアム・グラント社は、ブレンド用のシングルモルトを自社でまかなう必要に迫られた。そこで同社は、ダフタウンの敷地に3番目の蒸留所としてキニンヴィを建てた。バルヴェニー蒸留所の敷地内に建てられ、蒸留棟のみを持つ。1994年には大幅に拡張され、スチルを増設して年間約480万リットルへと能力を高めた。
蒸留所はスコットランド・スペイサイド、ダフタウンのウィリアム・グラント社の敷地、バルヴェニー蒸留所の構内に立つ。自前の糖化棟を持たず、蒸留棟のみという珍しい構成で、隣接する設備と連携して稼働する。ダフタウンの良質な水と、グラント社の一貫した造りの体制が、安定した原酒生産を支える。
長く一般には姿を見せない「幽霊蒸留所」だったが、当初は創業者の孫娘ジャネット・シード・ロバーツに捧げる限定版「ヘイゼルウッド」として原酒が世に出た。2013年からは「キニンヴィ」名義でのボトリングを開始し、最初は1990年蒸留の23年物だった。モンキー・ショルダーを陰で支える、スペイサイドの縁の下の造り手である。


この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。