WHY THIS TASTE
6種の大麦麦芽を使い分けるのが核で、公式はペールモルトやキャラメルモルトに加え、アロマティックローストモルトやチョコレートモルトといった焙煎麦芽を挙げる。熟成はオーストラリア産の酒精強化ワイン、アペラの樽を中心に、ヨーロピアンオークとアメリカンオークの樽を組み合わせる。焙煎麦芽によるチョコレートやコーヒー、ローストナッツの香りに、アペラ樽由来のプラムジャムやイチジクの果実味が重なり、46%の度数で厚みのある口当たりになる。新樽熟成のストレート・ライモルトがスパイス主体なのに対し、こちらは麦芽と樽が生む甘く濃い味わいが中心だ。

この味を生む蒸留所
アーチーローズ蒸留所オーストラリア・シドニーに立つ、1850年代以来この街で初となった蒸留所である。ウィル・エドワーズが2014年に創業し、2015年3月にロズベリーで蒸留所兼バーとして開業した。エドワーズは2012年から研究を始め、ニューヨークやブルックリンの禁酒法後の蒸留所を訪ね歩いて構想を練った。「グレーン・トゥ・グラス(穀物から瓶まで)」の哲学のもと、原料の選定から製造までを自ら手がける。当初はジン・ウォッカ・ホワイトライから始めたが、早くから樽詰めしたライとシングルモルトを2019〜20年に発売。ライモルト・ウイスキーは世界最優秀ライに三度輝き、シングルモルトも豪州最優秀を八度得た、革新の旗手だ。
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アーチーローズArchie Rose
オーストラリア・シドニーのローズベリーで2014年に創業した独立系蒸留所アーチーローズが手がけるウイスキーブランド。ジンやウォッカから事業を始め、2019年以降にライウイスキーとシングルモルトを展開。2020年に蒸留拠点をバンクスミードウに移転した。世界最優秀ライウイスキーを三度受賞したほか、オーストラリア最優秀シングルモルトも複数回獲得するなど、革新的な新興蒸留所として国際的に高い評価を得ている。
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