
WHY THIS TASTE
12年以上熟成した原酒の一部を、富山の銘酒「満寿泉」を寝かせた樽=日本酒カスクでフィニッシュした一本。シーバスリーガルの熟成に使ったオーク樽をスコットランドから日本へ送り、満寿泉を寝かせてから再び送り返すという往復を経た樽で、スコッチのブランドとしては初の試み。同じ12年でもミズナラ12年が繊細でスパイシーな方向に振れるのに対し、こちらは洋ナシやライチのようなみずみずしい果実味にナツメグが差す。日本酒樽は熟成容器として認められないため英国ではスピリッツ表示だが、日本の酒税法上はウイスキーにあたる。2024年発表。

この味を生む蒸留所
ストラスアイラ蒸留所スコットランド・スペイサイド、キースのアイラ川のほとりに立つ、ハイランドで最も古くから操業を続ける蒸留所である。1786年、ジョージ・テイラーとアレクサンダー・ミルンが、亜麻加工業の衰退に代わる生業として「ミルタウン蒸留所」の名で創業した。当初は40ガロンのポットスチル1基で、ブルームヒルの泉から水を引いた。双子のパゴダ屋根と美しい水車を備えた、スコッチ屈指の風光明媚な蒸留所として知られる。1950年、シーバス・ブラザーズが取得。以来、その豊かでなめらかな原酒は、ブレンデッド「チーバス・リーガル」や「ロイヤル・サルート」の心臓部を担う。「チーバスの故郷」と称される、由緒ある名門だ。
蒸留所の詳細を見る →このボトルのブランド
シーバスリーガルChivas Regal
1801年創業のシーバス・ブラザーズが、1909年にマスターブレンダー、チャールズ・スチュワート・ハワードの手で世に送り出した高級ブレンド。キースのストラスアイラ蒸留所を「心臓部」に据え、その柔らかな原酒が全てのボトルに流れる。ヴィクトリア女王の御用達となった食料品店を起源に持つ、ブレンデッドウイスキーの「高級路線」を切り拓いた先駆けである。
上記に加え、オルタバーンやブラエヴァルなど非公開の蒸留所を含む約20種のモルト・グレーンウイスキーをブレンド。全構成比は非公開。
このブランドの他のボトルを見る →