WHY THIS TASTE
フレンチオークとアメリカンオークを組み合わせた特製樽で熟成。クローブやジンジャーなどスパイシーな風味が特徴。
このボトルのブランド
コンパス・ボックス スパイス・ツリーCompass Box The Spice Tree
イギリスのブレンド会社コンパス・ボックスが手がけるブレンデッドモルトウイスキー。フレンチオークとアメリカンオークを組み合わせた特製樽で熟成させ、クローブやジンジャーなどスパイシーな風味と果実味のあるモルト感が特徴。2005年の初リリース時は熟成手法がスコッチウイスキー協会の規定に抵触し販売中止となったが、規定に沿う形で改良し再発売された。
クライヌリッシュ60%、ダルユーイン20%、ティーニニック20%のブレンデッドモルト。フレンチオーク材のインサートを使用した独自製法で二次熟成。
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スコッチの定義は英国の法令にある。だが条文が差止めを申し立てられる者として固有名詞で名指ししているのは、役所ではなく一つの民間団体だ。生産量の97%を代表するその協会は、国境の外でも各国の法廷に立ち続けている。

熟成中に減る分は「天使の分け前」と呼ばれる。だがケンタッキーのある蒸溜所の数字では、1年目だけ損失がちょうど倍になる。空へ消えたのではなく、樽の板が飲み込んだ分——その正体と、2011年にそれを取り返しにいったバーボンの話。

2005年発売のコンパスボックス「スパイスツリー」は、樽の内側にフレンチオークの板を挿す手法をとがめられ、一年ほどで棚から消えた。何が規則に触れ、どうやって法の内側から戻ってきたのかを追う。