WHY THIS TASTE
バーボン樽とシェリー樽に加え、辛口シェリーであるマンサニージャの空き樽を組み合わせて仕上げた年数表示のない一本。マンサニージャ樽は甘みよりも塩気と酵母由来の香ばしさを持ち込むため、バニラファッジや塩キャラメル、パイナップルのような濃いトロピカルな甘さに、海藻を思わせる塩気と柑橘の輪郭が重なる。50.5%とコアレンジで最も高い度数で瓶詰めされ、香味の密度も3本で最も高い。12年(45%)が樽の落ち着きを見せるのに対し、こちらは果実味の勢いを前面に出したスタイル。

この味を生む蒸留所
グレングラッソー蒸留所スコットランド北東部、アバディーンシャーの海辺サンドエンドに立つ蒸留所である。1875年、実業家ジェームズ・モアと銅細工師トマス・ウィルソンが、ポートソイに近いサンドエンド湾に創業した。清らかなグラッソーの泉の水、近隣の大麦畑、そしてかつて優れた密造酒を生んだ土地という三拍子を見込んで選ばれた地だ。1892年にハイランド・ディスティラーズ(エドリントン傘下)へ売却されたが、1986年に不況で閉鎖された。2008年、独立系投資グループが取得して全面改修し、同年11月に再開。2013年にベンリアック蒸留所会社が取得し、2016年からはブラウン=フォーマンが所有する。海辺ならではの塩気を帯びた、リッチな酒質で知られる、北東海岸の造り手だ。
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グレングラッソーGlenglassaugh
スコットランド北東部、バンフシャーのグレングラッソー蒸溜所が生み出すシングルモルト。1875年創業。長期休止を経て2008年に投資グループの下で操業を再開し、2016年にブラウン=フォーマン社(ジャックダニエルズの親会社)がベンリアックやグレンドロナックとともに買収した。12年熟成、無年数表示の「サンデンド」、軽くピートを効かせた「ポーツォイ」の3種を中核ラインナップとする。
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