
Glenglassaugh
スコットランド北東部、アバディーンシャーの海辺サンドエンドに立つ蒸留所である。1875年、実業家ジェームズ・モアと銅細工師トマス・ウィルソンが、ポートソイに近いサンドエンド湾に創業した。清らかなグラッソーの泉の水、近隣の大麦畑、そしてかつて優れた密造酒を生んだ土地という三拍子を見込んで選ばれた地だ。1892年にハイランド・ディスティラーズ(エドリントン傘下)へ売却されたが、1986年に不況で閉鎖された。2008年、独立系投資グループが取得して全面改修し、同年11月に再開。2013年にベンリアック蒸留所会社が取得し、2016年からはブラウン=フォーマンが所有する。海辺ならではの塩気を帯びた、リッチな酒質で知られる、北東海岸の造り手だ。
グレングラッソーは、海辺ならではの塩気を帯びた、リッチでフルーティな酒質で知られる。長い休眠を経て再開された蒸留所ながら、伝統的な造りを丁寧に受け継ぐ。シェリー樽をはじめ多彩な樽で熟成させ、厚みのある甘やかな個性を引き出す。ときにピーテッド麦芽も用い、スモーキーな表情も見せる。海のミネラル感と豊かな果実味の調和が、その持ち味だ。
グレングラッソー蒸留所は、1875年、実業家ジェームズ・モアと銅細工師トマス・ウィルソンによって、アバディーンシャーの海辺サンドエンドに創業した。立地は、清らかなグラッソーの泉の水、近隣の大麦畑への近さ、そしてかつて優れた密造酒を生んだ土地であることを見込んで選ばれた。1892年にハイランド・ディスティラーズ(エドリントン傘下)へ売却された。1986年に不況で閉鎖されたが、2008年に独立系投資グループが取得して全面改修し、同年11月24日に当時のスコットランド首相アレックス・サモンドの手で再開された。2013年にベンリアック蒸留所会社が取得し、2016年からはブラウン=フォーマンが所有する。
蒸留所はスコットランド北東部、アバディーンシャーのポートソイに近い海辺の村サンドエンドに立つ。仕込み水は、清冽なグラッソーの泉(グラッソー・スプリングス)から引く。北海に面した立地は、かつて多くの密造蒸留所が営まれ、優れた酒を生んだ土地でもあった。海辺の潮風が、酒質に独特の塩気を与えるとされる。
定番の「グレングラッソー12年」や、熟成表記のない「リヴァイヴァル」「エヴォリューション」、そしてピーテッドの「トルファ」などを展開する。閉鎖前の長熟原酒も珍重される。海辺の塩気とリッチな果実味を併せ持つ酒質で、ブラウン=フォーマンのもと再評価が進む、北東海岸の造り手である。

この蒸留所が属する地域
スコットランド本土北部・中央部に広がる地理的に最も広大な地域区分で、内陸から海沿い、島嶼部まで含むためスタイルの幅がきわめて広い。北部はスモーキーで力強く、南部は軽やかで、内陸はドライという傾向があるとされ、グレンモーレンジィやダルモアなど個性豊かな蒸留所が点在する。
ハイランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。