
WHY THIS TASTE
ノッカンドゥの繊細で軽やかなスペイサイド原酒を、シェリー樽とリフィルのバーボン樽を組み合わせて15年寝かせた「リッチリー・マチュアード」。リフィルバーボン樽主体でハチミツと軽い果実の甘みを描く12年に対し、こちらはシェリー樽の比率を高め、煮詰めた黒い果実やレーズン、ダークチョコレート、焼き菓子のスパイスといった濃密で厚みのある甘みを重ねているのが名の由来。43%・加水ボトリングながら口当たりはあくまで滑らかで、シェリーの主張が強すぎない均衡が持ち味。

この味を生む蒸留所
ノッカンドゥ蒸留所スコットランド・スペイサイド、スペイ川のほとりに立つ蒸留所である。1898年、ジョン・トムソンによって創業し、名建築家チャールズ・ドイグが設計を手がけた。名はゲール語の「クノック・アン・ドゥ(小さな黒い丘)」に由来し、周囲の丘にちなむとされる。最大の特徴は、熟成年数ではなく蒸留年(ヴィンテージ)を記して瓶詰めする独自の流儀だ。ノッカンドゥでは各生産年を今も「シーズン」と呼ぶ。原酒の多くは長くブレンデッド「J&B」に供され、その抑制の効いたバランスのよい酒質を育んだ。他の多くのスペイサイド蒸留所と異なり、量より一貫性を重んじる控えめな規模で操業する、ディアジオ傘下の造り手だ。
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ノッカンドゥKnockando
スコットランド・スペイサイド地方のノッカンドゥ蒸溜所が生産するシングルモルトウイスキー。1898年創業でディアジオが所有する。軽やかでフルーティーなスペイサイドスタイルが特徴で、若いうちはアーモンドを思わせる繊細な香りを持ち、熟成するにつれ深みを増す。生産量の大半はブレンデッドウイスキー「J&B」の中核原酒に使われ、単体でのシングルモルトとしての流通は少ないが、フランスやスペインで根強い人気を誇る。
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