WHY THIS TASTE
ライ麦と大麦を合わせて仕込み、内面を55秒焼いた最も焦がしの強いアメリカンホワイトオークの新樽で4年寝かせた、レンジで唯一のライウイスキー。深いチャーは木の糖分をカラメル化させるため、バニラやキャラメルの甘い層が厚くなり、ライ麦由来の胡椒やディルのような辛みと正面から釣り合う。41度と定番のシングルモルトより低い度数で瓶詰めし、着色もしていない。大麦麦芽だけで甘さを組み立てる他のボトルに対し、新樽という同じ設計のまま穀物を替えるとどう変わるかを示す1本になっている。

この味を生む蒸留所
シュリアス蒸留所ドイツ・バイエルン州、シュリアゼー湖畔のノイハウスに立つ、バイエリアン・シングルモルトの草分けである。醸造家で製麦師のフローリアン・シュテッターが1999年に創業した。スペイサイドの名蒸留所を巡った経験から、バイエルンの地でも一流のウイスキーが造れると確信。同僚たちにヘーフェヴァイスビア1ケースを賭けてそれを証明したという逸話を持つ。1999年に初蒸留を行い、2002年に発売した最初の1600本は数日で完売した。実験は家族経営のランテンハンマー蒸留所の果実用スチルで始まった。2014年には標高1501メートルのシュテュンプフリング山頂に熟成庫を築き、アルプスの環境を生かした「マウンテン・エディション」も生む造り手だ。
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シュリアスSlyrs
ドイツ・バイエルン州シュリアー湖畔の蒸溜所が造るジャーマン・シングルモルト。1999年の創業以来、地元の大麦麦芽とアルプスの湧き水を、内側を焼いた新品のアメリカンホワイトオーク樽で熟成させる設計を軸にしており、スコッチとは異なる明るい果実味とバニラの甘さが共通の特徴になっている。現行のコアレンジは、基準となるクラシックと熟成を12年まで延ばした上位版、樽を替えたフィフティワンとラムカスクフィニッシュ、ドイツ産ピートで焚いたババリアンピート、標高1501mの山頂で寝かせたマウンテンエディション、有機大麦のオーガニック、そして唯一のライウイスキーであるババリアンライという構成。
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ホイッスルピッグ 15年 エステートオーク・ライ
アルバータ蒸留所 ・ 15年
スパイシーとバニラ・カラメルが両立する味わいが共通項。並べて飲み比べても面白い。
オールド・フォレスター 1920 プロヒビションスタイル
オールドフォレスター蒸留所
スパイシーとバニラ・カラメルの乗り方が近く、飲み口の印象が地続き。次の一杯にどうぞ。

ワイルドターキー 12年
ワイルドターキー蒸留所 ・ 12年
バニラ・カラメルを軸にスパイシーが寄り添う骨格が共通。同じ方向性でもう一本試したい。
ワイルドターキー 8年 ジミー・ラッセル70周年記念
ワイルドターキー蒸留所 ・ 8年
スパイシー・バニラ・カラメルのニュアンスが重なり、好みならすんなり馴染むはず。