グレンフィディック、アストンマーティンF1第2弾は樽5種の16年
グレンフィディックとアストンマーティンF1チームの共同ボトル第2弾が2026年8月3日に発表された。16年、43%。前年の3種構成にポートとフィノを加え、5種類の樽を使い分けている。
グレンフィディックが2026年8月3日、アストンマーティン・フォーミュラワン・チームとの共同ボトル第2弾を発表した。「16年 リミテッドエディション リリースNo.2」で、度数は43%。米国の希望小売価格は79.99ドル、英国ではセルフリッジズやマスター・オブ・モルトが75ポンドで扱う。
3種から5種へ
前年の第1弾は3種類の樽を使った構成だった。今回はそこにポートパイプとフィノシェリーバットを加え、ファーストフィルのバーボンバレル、ポートパイプ、オロロソシェリー、ワイン樽、フィノシェリーバットの5種類になっている。モルトマスターのブライアン・キンズマンは、それぞれの樽が持ち込む性格と質感を重ねることで厚みを出したと説明する。樽を組み替えて味を設計する手法そのものはカスクフィニッシュ(追熟)で整理している。
グレンフィディックは複数の樽を掛け合わせる設計を得意としてきた蒸留所で、ソレラ方式を使う15年などはその代表例だ。

Glenfiddich 15 Year Old Solera Reserve
🏴 スコットランド ・ グレンフィディック蒸留所 ・ シングルモルト ・ 15年 ・ 40%
5種類という数はさすがに多いが、方向性としてはこの蒸留所の延長線上にある。
F1とウイスキーの距離
両者の複数年契約は2024年11月に発表されており、今回は2年目にあたる。モータースポーツと蒸留所の組み合わせは近年珍しくなくなった。日本でもジャックダニエルがF1マクラーレンとの記念ラベルを数量限定で出している。走行データや空力の話をウイスキーの味へ直接結びつけるのは無理があるが、コレクション性のあるラベルとして機能する枠であることは確かだ。
ただし過度な期待は禁物で、第1弾も同じ16年・43%だった。変わったのは樽の構成と、米国価格で5ドルの上乗せだけだ。単なるラベル替えではないが、中身がまるごと刷新されたわけでもない。
日本から見た入手性
本数は公表されていない。日本国内での正規流通も、現時点では発表がない。米国で79.99ドル、英国で75ポンドという価格は、16年という熟成年数を考えれば定番の18年より手前に置かれる水準で、記念ボトルとしては現実的な部類だ。並行輸入で入る場合も、極端なプレミアムがつく設計ではないと見てよい。

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