Rabbit Hole
ケンタッキー州ルイビルの流行の発信地ヌールー(NuLu)地区に立つ、異色の経歴を持つ創業者の蒸留所である。イラン生まれの心理学者ケイヴェ・ザマニアンが、20年近い臨床心理のキャリアを捨て、ウイスキー造りの経験ゼロからバーボンに人生を賭けた。ルイビル出身の妻ヘザーにスコッチからバーボンへと「改宗」させられた彼が造りへの道を選んだ際、妻が「二度と戻れないウサギの穴(ラビットホール)に家族を連れて行く」と評したことがブランド名の由来だ。1500万ドルを投じた5100平方メートルの蒸留所で、4種の穀物を使うバーボンなど独創的なレシピを追求する。
ラビットホールは、独創的なマッシュビルで知られる。旗艦の「ケイブヒル」は、コーン70%、モルテッド・ウィート10%、モルテッド・バーレイ10%、ハニー・モルテッド・バーレイ10%という4種穀物のマッシュビルを用いる。麦芽(モルト)を多用する配合が、独特の甘みと複雑さを生む。銘柄名は、世界で最も多くのマスターディスティラーが眠るケイブヒル墓地にちなむ。
ラビットホール蒸留所は、イラン生まれの心理学者ケイヴェ・ザマニアン博士が創業した。20年近く臨床心理士として働いたザマニアンは、ウイスキー造りの経験がまったくないまま、その職を捨ててルイビルへ移り、自らのバーボン・ブランドを立ち上げると決意した。南カリフォルニアで育ちシカゴへ移った彼は、ルイビル出身の妻ヘザーにスコッチからバーボンへと導かれた。妻が「二度と戻れないウサギの穴に家族を連れて行くのね」と評したことが、ブランド名「ラビットホール」の由来となった。
蒸留所はケンタッキー州ルイビルの流行の発信地、ヌールー(NuLu=New Louisville)地区に立つ。1500万ドルを投じた約5100平方メートル(5万5千平方フィート)の蒸留所は、地元の建築家ダグ・パーソンが設計した。ケンタッキーの石灰岩水に恵まれた立地が、都市型クラフト蒸留を支える。
4種穀物の「ケイブヒル ケンタッキー ストレート バーボン」を核に、ライ・ウイスキーの「ハイゴールド」、シェリー樽で仕上げた「デアリンガー」などを展開する。独創的なレシピと洗練されたボトルデザインで、新世代のクラフト・バーボンとして注目を集めている。
フレーバープロファイル付きのボトルが追加され次第、ここでボトルごとの味わいを比較できるようになります。

この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
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