WHY THIS TASTE
原料はオーストラリア産のライ麦芽で、公式はヘリテージ、ヴァンパイア、ベヴィという3品種のライ麦芽を挙げる。熟成樽は内側を焦がしたバージンアメリカンオークで、樽材は約36か月かけて自然乾燥させたもの。シドニーの海沿いの空気のなかで最低3年熟成させ、46%で瓶詰めする。新樽由来のメープルシロップやファッジのような甘さに、ライ麦らしいジンジャーやナツメグのスパイスが重なる。2026年の刷新で旧名「ライモルト」から改称した。アペラ樽を軸に6種の大麦麦芽を使い分ける同ブランドのシングルモルトとは、原料も樽も対照的な一本だ。

この味を生む蒸留所
アーチーローズ蒸留所オーストラリア・シドニーに立つ、1850年代以来この街で初となった蒸留所である。ウィル・エドワーズが2014年に創業し、2015年3月にロズベリーで蒸留所兼バーとして開業した。エドワーズは2012年から研究を始め、ニューヨークやブルックリンの禁酒法後の蒸留所を訪ね歩いて構想を練った。「グレーン・トゥ・グラス(穀物から瓶まで)」の哲学のもと、原料の選定から製造までを自ら手がける。当初はジン・ウォッカ・ホワイトライから始めたが、早くから樽詰めしたライとシングルモルトを2019〜20年に発売。ライモルト・ウイスキーは世界最優秀ライに三度輝き、シングルモルトも豪州最優秀を八度得た、革新の旗手だ。
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アーチーローズArchie Rose
オーストラリア・シドニーのローズベリーで2014年に創業した独立系蒸留所アーチーローズが手がけるウイスキーブランド。ジンやウォッカから事業を始め、2019年以降にライウイスキーとシングルモルトを展開。2020年に蒸留拠点をバンクスミードウに移転した。世界最優秀ライウイスキーを三度受賞したほか、オーストラリア最優秀シングルモルトも複数回獲得するなど、革新的な新興蒸留所として国際的に高い評価を得ている。
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