WHY THIS TASTE
2010年にエドリントンがブランドを取得して以降、初めてコアレンジに加わった常設商品として2012年に発売された。マスターブレンダーのカースティン・キャンベルが、オリジナルと同じノースブリティッシュのグレーン原酒を土台にしながら、モルトの比率を高め、より長期熟成の原酒を使って組み上げている。度数は40度と変わらないが、オリジナルの軽快さに対して深みと重さのある口当たりに振った設計。

この味を生む蒸留所
グレンロセス蒸留所スコットランド・スペイサイド、ロージズの町に立つ蒸留所である。1878年にジェームズ・スチュアートが建設に着手したが資金難に陥り、ウィリアム・グラントとロバート・ディックが引き継いで、1879年12月に生産を開始した。最初の蒸留が行われた12月28日は、あのテイ橋鉄道大惨事と同じ日だった。その原酒は早くから上質なブレンド用モルトとして評価され、1896年からフェイマス・グラウスの、1930年代からはカティサークの個性を支える要となった。1994年、ベリー・ブラザーズ&ラッド社のもとで、熟成年数ではなく蒸留年を記す「ヴィンテージ」の概念を打ち出した。2017年にエドリントンが銘柄を買い戻し、蒸留所と再び一体となった、シェリー樽熟成の名門だ。
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カティサークCutty Sark
1923年、ロンドンのワイン商ベリー・ブラザーズ&ラッドが禁酒法下の米国市場向けに開発した淡色ブレンド。同名の快速帆船にちなみ、当時としては異例に淡い色調と軽やかな味わいで一世を風靡した。長きにわたりグレンロセスを「拠りどころ」としてきたが、2018年にラ・マルティニケーズへ売却され、同社傘下のグレンマレイの原酒も加わるようになった。
モルトとグレーンの比率はおよそ3:7とされ、上記2蒸留所以外の構成銘柄・配合比は非公開。
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