
WHY THIS TASTE
2022年2月に加わった、ワイン樽フィニッシュの変化球。内面を焦がしたアメリカンオークの新樽で4年熟成させたケンタッキー・ストレート・バーボンを、カリフォルニア産カベルネ・ソーヴィニヨンの樽に移して仕上げ、スティッツェル・ウェラー蒸溜所で瓶詰めする。45度と、ゴールドメダル(40度)や12年(43度)より高い。ダークフルーツやベリーの果実味とワイン樽らしい酸のニュアンスが、バーボン本来のバニラとオークの甘さに重なるのが主眼で、熟成年数の長さではなく樽使いで個性を出した一本。

この味を生む蒸留所
スティッツェル・ウェラー蒸留所ケンタッキー州シャイブリー、ウィーテッド・バーボンの伝説を刻んだ聖地である。1935年、酒類卸のW・L・ウェラー&サンズとA・Ph・スティッツェル蒸留所が合併し、ジュリアン・「パピー」・ヴァン・ウィンクル・シニアらが建てた。開業時から2棟の熟成庫を備え、W・L・ウェラー、オールド・フィッツジェラルド、パピー・ヴァン・ウィンクル、レベル・イェルといった名門ブランドを生んだ。メーカーズマークと並び、バーボンでライ麦の代わりに小麦を使うウィーテッド製法を先導したことで知られる。1992年に一度閉鎖されたが、2014年からブレット・バーボンの観光拠点として、2017年からは同銘柄の瓶詰めの地として蘇った。
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I.W.ハーパーI.W. Harper
1872年、アイザック・ウォルフ・バーンハイムらがケンタッキー州パデューカで創業した老舗バーボンブランド。20世紀に国際展開し特に日本市場で高い人気を博したが、1990年に米国内での販売を終了し、以後25年にわたり事実上の海外専売となっていた。ディアジオが2015年に本国アメリカで再発売し、現在はノンエイジ、15年、2022年登場のカベルネカスクリザーブを展開する。日本ではノンエイジのゴールドメダルと、2024年に再発売された12年が流通する。
現行NAS/15年は原酒構成が非公開。
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