
WHY THIS TASTE
単一のエックスバーボン樽から加水せずそのまま瓶詰めするソリストシリーズの一本、57度、ノンチルフィルター・天然色。バニラやハチミツ、トロピカルフルーツの甘みにペッパーのスパイスが重なる、シリーズの中でも特にフルーティーな表現。2014年にウイスキーアドヴォケイト誌の「ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー」に選出。

この味を生む蒸留所
カバラン蒸留所台湾・宜蘭県に立つ、台湾初のウイスキー蒸留所である。飲料大手キングカー・グループが2005年に創業し、2006年3月に初蒸留、2008年12月に初製品を発売した。蒸留所名は、かつて宜蘭平原に暮らした先住民カバラン族に由来する。中央山脈と太平洋に挟まれた宜蘭は、高温多湿の亜熱帯気候で、空調のない熟成庫がその気候をそのまま生かす。温暖な気候ゆえに熟成が非常に速く進むのが最大の特徴だ。温暖気候熟成の第一人者、故ジム・スワン博士と、マスターブレンダーのイアン・チャンを迎えて造りを確立した。2015年、ソリスト・ヴィノ・バリックが世界最優秀シングルモルトに輝き、台湾を世界の舞台に押し上げた造り手だ。
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カバランKavalan
台湾・宜蘭県の金車噶瑪蘭酒廠が2005年に設立し、2008年から製品を発売する台湾初のウイスキーブランド。亜熱帯気候による高温多湿な環境で熟成が早く進み、パイナップルやマンゴーなどの南国果実を思わせる華やかな香りが特徴。2015年には世界最高のシングルモルトに選ばれるなど国際的な賞を多数受賞し、世界的評価を確立したアジアを代表するウイスキー。
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市販ウイスキー14本を官能評価と化学分析にかけ、マンゴー香の弱い一本に加えて確かめる。そうして挙がった三つは、アルデヒド二つとアセタール一つだった。どれも単体では、誰も「マンゴー」とは呼んでいない。

棚に並ぶ「カスク No.○○」と番号入りのボトル。シングルカスクはなぜ一本ごとに表情が異なり、売り切れれば二度と同じ味が手に入らないのか。混ぜて味を揃える通常の瓶詰めとの違い、樽ごとに個性が育つ仕組み、そして「一つの樽を味わう」文化の始まりまでを読み解く。