
WHY THIS TASTE
富士御殿場蒸溜所で生まれたモルト原酒とグレーン原酒だけで構成した「シングルブレンデッド」。通常のブレンデッドが複数の蒸溜所から原酒を集めるのに対し、モルトとグレーンの両方を一箇所で仕込めるこの蒸溜所だから成立する組み方で、仕込み水もつくり手も全原酒で共通する。グレーン側はバーボンタイプが厚み、カナディアンタイプがやわらかさ、スコッチタイプが軽快さを受け持ち、そこへモルトのコクが重なる。度数は43%と、46%のシングルグレーン/シングルモルトより穏やかで、定番3本では最も飲み口の軽い一本。2022年6月発売。

この味を生む蒸留所
富士御殿場蒸溜所静岡県御殿場市、富士山麓の標高620メートルに立つ蒸溜所である。1972年、キリンビール・シーグラム・シーバスブラザーズ3社の合弁による「キリン・シーグラム」が設立され、翌1973年に稼働した。数ある候補地の中から御殿場市がウイスキー製造に最適と選ばれた。最大の特徴は、モルトとグレーン両方の製造設備を備え、仕込みからボトリングまでを一貫して行う、世界でも稀な複合蒸溜所である点。シーグラム社のグレーン・スピリッツの技術と、シーバスブラザーズ社のモルト技術を融合させた。グレーン用のマルチカラム(4塔)、バーボン用のビアカラムやダブラーも備える。仕込み水は富士山の伏流水、地下100メートルの深井戸から汲む軟水だ。
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富士Fuji
キリンビールが手がける静岡県御殿場市の富士御殿場蒸溜所が生産するジャパニーズウイスキー。1973年操業のこの蒸溜所はモルトとグレーンの両方を一貫生産できる珍しい設備を持つ。2020年よりシングルグレーン、シングルブレンデッド、シングルモルトの3種を展開し、オレンジやぶどうを思わせるフルーティーな味わいが特徴。世界的な品評会でも高い評価を受けている。
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