
WHY THIS TASTE
富士御殿場蒸溜所でつくられたモルト原酒だけを使った一本。キリンはこのボトルを「多彩なモルト原酒が織りなす、果実味あふれる芳醇な味わい」と説明しており、熟した果実を思わせる甘さと、モルト由来の重心の低いコクが軸になる。度数は46%。同じ46%で瓶詰めされるシングルグレーンが3種のグレーン原酒による軽快で明るい果実感を見せるのに対し、こちらは同じ蒸溜所のモルト側だけで組み立てた厚みのある甘さが持ち味で、定番3本のなかで最も濃度が高い位置づけになる。2023年5月発売。

この味を生む蒸留所
富士御殿場蒸溜所静岡県御殿場市、富士山麓の標高620メートルに立つ蒸溜所である。1972年、キリンビール・シーグラム・シーバスブラザーズ3社の合弁による「キリン・シーグラム」が設立され、翌1973年に稼働した。数ある候補地の中から御殿場市がウイスキー製造に最適と選ばれた。最大の特徴は、モルトとグレーン両方の製造設備を備え、仕込みからボトリングまでを一貫して行う、世界でも稀な複合蒸溜所である点。シーグラム社のグレーン・スピリッツの技術と、シーバスブラザーズ社のモルト技術を融合させた。グレーン用のマルチカラム(4塔)、バーボン用のビアカラムやダブラーも備える。仕込み水は富士山の伏流水、地下100メートルの深井戸から汲む軟水だ。
蒸留所の詳細を見る →このボトルのブランド
富士Fuji
キリンビールが手がける静岡県御殿場市の富士御殿場蒸溜所が生産するジャパニーズウイスキー。1973年操業のこの蒸溜所はモルトとグレーンの両方を一貫生産できる珍しい設備を持つ。2020年よりシングルグレーン、シングルブレンデッド、シングルモルトの3種を展開し、オレンジやぶどうを思わせるフルーティーな味わいが特徴。世界的な品評会でも高い評価を受けている。
このブランドの他のボトルを見る →オスロスク 10年 フローラ・アンド・フォーナ
オスロスク蒸留所 ・ 10年
フルーティー・モルティのニュアンスが重なり、好みならすんなり馴染むはず。

ジェムソン カスクメイツ IPAエディション
ミドルトン蒸留所ほか
フルーティーを軸にバニラ・カラメルが寄り添う骨格が共通。同じ方向性でもう一本試したい。

グレンフィディック 23年 グランクリュ
グレンフィディック蒸留所 ・ 23年
フルーティー・バニラ・カラメルのニュアンスが重なり、好みならすんなり馴染むはず。

グレンフィディック 12年
グレンフィディック蒸留所 ・ 12年
フルーティーを軸にバニラ・カラメルが寄り添う骨格が共通。同じ方向性でもう一本試したい。