WHY THIS TASTE
マックミラが2015年10月にスウェーデンで発売した入門向けのシングルモルトで、同社のプレスリリースでは700ml・40%として告知された。公式によると熟成は200Lの元バーボン樽のみ。シェリー樽やスウェーデンオーク樽を組み合わせるブルクスウイスキーやスヴェンスク・エクと違い、樽をバーボン樽ひとつに絞っているため、公式のノートが挙げる果実、バニラ、蜂蜜、柑橘はアメリカンオーク由来の甘さに素直に結びつく。度数もレンジで最も低い40%で、樽の個性よりも飲みやすさと使い勝手を優先した位置づけにある。

この味を生む蒸留所
マックミラ蒸留所スウェーデン初のシングルモルトを生んだ、同国ウイスキーの草分けである。物語は1998年、王立工科大学出身の8人の友人がスキー旅行で集った際、全員が土産にモルトウイスキーを持参していたことから「スウェーデンのウイスキー」談義が始まったことに遡る。170のレシピを試した末、2002年に2つのレシピに絞り込んだ。同年10月、マックミラの古い製粉所・発電所を改装した蒸留所が稼働。2006年に初リリース「プレリューディウム01」が20分足らずで完売した。地元産のピートやジュニパーで手作業で燻すスモーキーな原酒が個性で、酵母以外の原料は蒸留所から120キロ圏内で調達する。2011年には重力を生かした省エネの「グラビティ蒸留所」を新設した。2024年に経営破綻したが、50を超える組織が買収に名乗りを上げた注目の造り手だ。
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マックミラMackmyra
スウェーデン初のウイスキー蒸溜所として知られるマックミラが手がけるブランド。1999年に友人8人が設立し、2002年から蒸溜を開始。地元産の大麦や自国産オーク樽にこだわる。主な銘柄は旗艦のスヴェンスク・エク、ピートとジュニパーで燻したスヴェンスク・ルーク、本国の常設品ブルクスウイスキー、入門向けのマック。2024年8月に破産を申請したが、同年秋に当時の筆頭株主と投資会社が事業を買い取った。
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