本文へ移動
Malt Note
コラム蒸留所ブランドボトル製法
Malt Note

ウイスキーの「なぜ」を読むメディア。製法・蒸留所・ブランド・ボトル・コラムの5層で味の理由を解き明かします。

読む

  • コラム
  • ニュース

探す

  • ボトル
  • ブランド
  • 分類
  • 製法

巡る

  • 蒸留所
  • 地域
  • メーカー
  • ボトラーズ

20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。飲酒は適量を、おいしく楽しく。

© 2026 Malt Note — ウイスキーの「なぜ」を読むメディア

運営者情報プライバシーポリシーお気に入り本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
  • コラム
  • 蒸留所
  • ブランド
  • ボトル
  • 製法
マックミラ蒸留所
DISTILLERY

マックミラ蒸留所

Mackmyra

スウェーデン初のシングルモルトを生んだ、同国ウイスキーの草分けである。物語は1998年、王立工科大学出身の8人の友人がスキー旅行で集った際、全員が土産にモルトウイスキーを持参していたことから「スウェーデンのウイスキー」談義が始まったことに遡る。170のレシピを試した末、2002年に2つのレシピに絞り込んだ。同年10月、マックミラの古い製粉所・発電所を改装した蒸留所が稼働。2006年に初リリース「プレリューディウム01」が20分足らずで完売した。地元産のピートやジュニパーで手作業で燻すスモーキーな原酒が個性で、酵母以外の原料は蒸留所から120キロ圏内で調達する。2011年には重力を生かした省エネの「グラビティ蒸留所」を新設した。2024年に経営破綻したが、50を超える組織が買収に名乗りを上げた注目の造り手だ。

🇸🇪スウェーデン世界のウイスキーマックミラ・スヴェンスク・ウイスキー
創業1999年·掲載ボトル1本

フレーバーの傾向

スモーキーモルティバニラ・カラメル
スモーキー6.0モルティ4.5バニラ・カラメル4.0スパイシー3.5フルーティー3.0ナッツ・木質3.0

なぜこの味になるのか

マックミラは、地元スウェーデンの原料を用いてシングルモルトを造る。スモーキーなレシピは明確なスウェーデンの個性を持ち、地元で切り出したピートとジュニパー(ねずの木)の枝で手作業で麦芽を燻す。このジュニパーの香りが、スコットランドのピートとは異なる独特のスモーキーさを生む。ノンピートの華やかなレシピと合わせ、二つのレシピを軸に多彩な樽で熟成させる。

歴史

マックミラ蒸留所の物語は、1998年、スウェーデンの冬のリゾートに王立工科大学出身の8人の友人がスキー旅行で集まったことに始まる。全員が主催者への土産にモルトウイスキーを持参していたことから、「スウェーデンのウイスキーを造れないか」という会話が生まれた。170もの異なるレシピを試した末、2002年に2つのレシピに絞り込んだ。同年10月、マックミラの古い製粉所と発電所を改装した蒸留所が稼働。2006年2月に初の限定シングルモルト「プレリューディウム01」を発売し、20分足らずで完売した。2024年8月、マックミラは経営破綻したが、50を超える組織が買収に関心を示すという前例のない事態となった。

立地と水

蒸留所はスウェーデン中部、イェヴレ近郊のマックミラに立つ。酵母以外のすべての原料を、蒸留所から120キロ(75マイル)圏内で調達するという徹底した地元志向が特徴だ。2011年には村の東約10キロに、重力を活用して工程を動かす7階建ての「グラビティ蒸留所」を新設。これにより従来より約45%少ないエネルギーで、年間180万本の生産能力を得た。

60.6200, 17.0500Googleマップで見る ↗
BOTTLES

この蒸留所のボトル

初リリースの「プレリューディウム」シリーズに始まり、定番の「ブルックス(Brukswhisky)」、ノンピートの「エレガント」、スモーキーな「ラウク(Rök)」などを展開する。スウェーデン初の20年熟成シングルモルトも生んだ。ジュニパー燻しという独自の製法で、北欧ウイスキーの先駆けとして世界に知られる造り手だ。

Bottle
マックミラ スヴェンスク・ルーク

Mackmyra Svensk Rök

🇸🇪 スウェーデン ・ マックミラ蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 46.1%

COLUMNS

関連するコラム

なぜミュージシャンは、自分の名前でウイスキーを造るのか——ディランが溶接した鉄の門と、メタリカが樽に流した低音
History

なぜミュージシャンは、自分の名前でウイスキーを造るのか——ディランが溶接した鉄の門と、メタリカが樽に流した低音

バンド名を冠したウイスキーは名前貸しなのか。ディランが溶接した鉄の門、メタリカがブランデー樽に浴びせる低周波、そして発売の三か月後に亡くなったレミー——三つの実例から、ミュージシャンとウイスキーの距離を確かめる。

読了 9分 · 歴史
なぜスウェーデンでは、ウイスキーが国営の店でしか買えないのか——「売ろうとしない」ことを使命に掲げる酒屋と、日本の棚が自由になるまで
History

なぜスウェーデンでは、ウイスキーが国営の店でしか買えないのか——「売ろうとしない」ことを使命に掲げる酒屋と、日本の棚が自由になるまで

スウェーデンでウイスキーを買える店は、国が100%所有する一社しかない。「利益の最大化も販売促進も使命ではない」と公式に書く酒屋の理屈と、ノルウェー・フィンランド・カナダの線引き、そして日本の売り場が自由になった経緯をたどる。

読了 10分 · 歴史
氷点下30度にさらすか、地下50メートルに隠すか——北欧のウイスキーは、スコッチの北の分家ではなかった
Region comparison

氷点下30度にさらすか、地下50メートルに隠すか——北欧のウイスキーは、スコッチの北の分家ではなかった

スウェーデン、デンマーク、フィンランド。5大ウイスキーの外側で育った北欧の造り手は、寒さへの答えも原料も割れている。サウナで生まれたライ麦のウイスキー、店じまいした肉屋から始まった蒸溜所。北欧ウイスキーの輪郭をたどる。

読了 7分 · 地域比較
世界のウイスキー

この蒸留所が属する地域

世界のウイスキー

スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。

世界のウイスキーを深掘りする →
NEIGHBOURS

世界のウイスキーの他の蒸留所

世界のウイスキーをもっと知る →
M&H蒸留所(ミルク&ハニー)

M&H蒸留所(ミルク&ハニー)

M&H (Milk & Honey)

イスラエル ・ 2014年

アーチーローズ蒸留所

アーチーローズ蒸留所

Archie Rose

ニューサウスウェールズ ・ 2014年

アダムズ蒸留所

アダムズ蒸留所

Adams Distillery

タスマニア

アバソロ蒸留所

アバソロ蒸留所

Destileria y Bodega Abasolo

ヒロテペック

← 蒸留所一覧へ戻る