WHY THIS TASTE
未発酵のライ麦51%とモルテッドライ麦49%、つまり穀物をすべてライ麦で構成し、小型の銅製ポットスチルで蒸溜する。熟成は新樽のアメリカンオークで最低100ヶ月(約8年半)。名前の100は、この全量ライ麦・100ヶ月熟成・100アメリカンプルーフ(50度)の三つを重ねたものだ。新樽が長い年月をかけて与えるバニラと甘い木香が、ライ麦のスパイスと拮抗せずに溶け合う点が、最低36ヶ月で瓶詰めされる92 ライ(46度)との最大の違いになる。World Whiskies Awardsで2022年から2024年まで金賞、2022年と2023年には世界最高のライウイスキーに選ばれている。

この味を生む蒸留所
ミルストーン蒸留所(ザイダム)オランダ・ベルギー国境の町バールレ=ナッサウに立つ、オランダ初のシングルモルト「ミルストーン」を生む家族蒸留所である。1975年、デ・カイパーで20年ほど生産やレシピを担ったフレッド・ファン・ザイダムが、一基の銅製スチルとわずか300平方メートルで小さな蒸留所を興した。妻エレーヌがデザインとパッケージを手がけ、1990年代には息子パトリックとギルベルトが加わった。マスターディスティラーのパトリックが、スコットランドに範を取りつつ独自の個性を持つオランダ・シングルモルトを実現した。ブランド名「ミルストーン」は、穀物を挽く伝統的なオランダの風車にちなむ。大麦・ライ麦の多くを自社で育てる「farm to glass」を貫く、こだわりの造り手だ。
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ミルストーンMillstone
オランダ・バールレナッサウのザウダム・ディスティラーズが手がける同国代表のウイスキーブランド。1975年創業のジン・ジュネヴァ蒸溜所で1996年から試験的にウイスキーを仕込み、2007年に初のシングルモルト「ミルストーン」を発売した。7日間の長期発酵と小型銅製ポットスチルによる緩やかな蒸溜が特徴で、自社栽培の穀物を風車で製粉するなどオランダらしい製法にもこだわる。
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