
熟成に使われた樽
世界でも希少なカフェ式連続式蒸溜機で造られるグレーンウイスキー。原料由来の甘さがしっかり残る、トロピカルフルーツを思わせる華やかな味わいが特徴。

この味を生む蒸留所
宮城峡蒸溜所宮城県仙台市、新川川と広瀬川の合流点近くに立つ、ニッカウヰスキー第2の蒸溜所である。1967年、竹鶴政孝が自ら訪れ、新川川の水でブラックニッカを試飲し、その水質を絶賛して即座に建設を決めた。1969年、わずか2年で完成した。この地は仙台市中心部から西へ約20km、二つの川がもたらす気温差で霧が発生しやすく、熟成にも適した環境だ。最大の特徴は、余市の石炭直火とは対照的な「スチーム間接加熱」。球形に近い、上向きに膨らんだポットスチルを用いる。この穏やかな加熱が、ソフトでフローラルな酒質を生む。余市の重厚さと対をなす、まろやかな日本ウイスキーの造り手だ。
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ニッカ カフェグレーンNikka Coffey Grain
1963年にスコットランドから輸入された、宮城峡蒸溜所のヴィンテージ・カフェ式連続式蒸留機で造られるシングルグレーン。トウモロコシ主体のもろみを低いリフラックスでじっくり蒸留することで、現代的な連続式蒸留機では失われがちな果実味やバターのような風味を残す、グレーンウイスキーの概念を覆す一本。
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