ブラックニッカの種類と選び方——クリア・リッチブレンド・ディープブレンド・スペシャル、味の違いと最初の一本
日本でいちばん身近なウイスキー、ブラックニッカ。クリア・リッチブレンド・ディープブレンド・スペシャルの違いを度数と香味から整理し、ハイボールから水割りまで目的別の選び方をまとめました。
「とりあえずハイボール」の一杯を家で支えてきたのが、ニッカのブラックニッカだ。スーパーやコンビニで千円前後から手に入り、日本でもっとも身近なウイスキーのひとつ。ただ棚をよく見ると「クリア」「リッチブレンド」「ディープブレンド」「スペシャル」と種類が並び、どれを買えばいいのか迷った経験がある人は多いはずだ。この記事では主要4本の違いを度数・香味・造りから整理し、目的別の選び方までまとめる。
ブラックニッカという背骨
初代ブラックニッカが生まれたのは1956年。ニッカ創業者・竹鶴政孝が手がけたブレンデッドで、当時は「特級」ウイスキーとして売り出された本格派だった(手頃な価格帯に定着したのは後年のこと)。ラベルでおなじみの髭の紳士は、19世紀英国の名ブレンダー、W・P・ローリー卿がモデルで、レギュラー商品への登場は1965年。「キング・オブ・ブレンダーズ」と称された人物だ。
シリーズに共通する背骨が、ニッカ独自のカフェグレーン。連続式蒸留機(カフェスチル)で造る香ばしく甘いグレーンウイスキーで、どのブラックニッカにもこの原酒がやわらかな土台として効いている。銘柄ごとの違いは、そこに重ねるモルト原酒の性格の差だと考えると分かりやすい。
クリア——いちばん軽い入口

度数37%。ピートを焚かないノンピートモルトを使い、スモーキーなクセをあえて抑えたのが特徴だ。バニラを思わせる優しい甘さとマイルドな口当たりで、価格も最も手頃。炭酸で割ってレモンを搾る毎日のハイボールに迷ったら、まずこれで間違いない。
リッチブレンド——甘い香りで選ぶ
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