
WHY THIS TASTE
2015年6月発売、45度とシリーズ最高の度数を持つ一本。ホワイトオークの新樽で熟成させたモルト原酒と、樽で熟成させたカフェグレーンを組み合わせるのが構成の核で、新樽由来のバニラのような甘い芳香とウッディな厚みに、余市由来の穏やかなピート感が重なる。ノンピートのクリア(37度)とは狙いが正反対で、同じブラックニッカでも度数・樽・ピートの三点でもっとも濃い側へ振られている。

この味を生む蒸留所
余市蒸溜所北海道余市町に立つ、ニッカウヰスキー発祥の蒸溜所である。1934年、「日本ウイスキーの父」竹鶴政孝が創業した。竹鶴は理想のウイスキー造りの地を求め、スコットランドに似た気候、豊かな水、澄んだ空気を持つこの地にたどり着いた。良質な大麦と、スモーキーな風味を生むピート(草炭)が豊富に採れることも決め手となった。最大の特徴は、今や世界でも稀となった「石炭直火蒸溜」。石炭をくべて直接スチルを熱するこの製法は、力強く重厚な酒質を生む。90年にわたり受け継がれてきた「竹鶴の火」だ。事務所棟など10棟が国の重要文化財に指定されている、日本ウイスキー史の聖地である。
蒸留所の詳細を見る →このボトルのブランド
ブラックニッカBlack Nikka
1956年発売、1965年に一級ウイスキーとして刷新された、ニッカウヰスキーの大衆定番ブランド。1985年、余市のモルト原酒に宮城峡のシェリー樽モルト、さらに宮城峡で生まれるカフェグレーン原酒を加えた「ブラックニッカ スペシャル」で完成形に至った。竹鶴政孝のもう一つの理念——「日常に寄り添うウイスキー」を体現する存在である。
余市・宮城峡(モルト・カフェグレーンとも)の自社原酒で構成されるが、具体的な配合比は非公開。
このブランドの他のボトルを見る →
焚き火の前や山の上で開ける、小さな一杯。スキットル(ヒップフラスク)の選び方、入れていい酒とよくない酒、洗い方と乾かし方、そして寒い屋外と飛行機で気をつけたいことを、実用目線で整理します。

スーパーの棚から見つめるあのヒゲの紳士には「キング・オブ・ブレンダーズ」という名がある。モデルとされる19世紀グラスゴーの原酒商と、いまだ決着しない「別人説」をたどる。

焚き火を眺めながらのウイスキーは、アウトドアの醍醐味。煙に映えるスモーキーな一本の選び方、冷える夜のお湯割り、スキットルの使い方、そして「温まる」という錯覚に潜む屋外飲酒の注意点まで、キャンプで一杯を最高にするコツをまとめました。

スーパーやコンビニでいつも隣り合う「角瓶」と「ブラックニッカ クリア」。1,000円台の家飲みハイボール二大定番を、味の方向性・度数・中身・生い立ち・値段で徹底比較し、あなたの一杯に向くのはどちらかを整理します。

日本でいちばん身近なウイスキー、ブラックニッカ。クリア・リッチブレンド・ディープブレンド・スペシャルの違いを度数と香味から整理し、ハイボールから水割りまで目的別の選び方をまとめました。