フォアローゼズの種類と選び方——イエロー・ブラック・プラチナ・シングルバレルまで、味の違いと最初の一本
スーパーでも見かけるフォアローゼズ。イエロー・ブラック・シングルバレル・スモールバッチ……種類が多くて迷いがち。キリンが育てた日本でおなじみのバーボンを、10のレシピと選び方まで整理します。
フォアローゼズは、日本でもっとも親しみのあるバーボンのひとつです。スーパーや酒屋の棚で「イエローラベル」を見かけたことがある人も多いはず。ただ、いざ選ぼうとすると、ブラック、プラチナ、シングルバレル、スモールバッチ……と種類が多く、何がどう違うのか分かりにくい。この記事では、フォアローゼズの成り立ちと「選び方の軸」を整理します。
なぜ日本で、これほど愛されているのか
フォアローゼズは1888年創業を掲げるケンタッキーのバーボンですが、日本での存在感の大きさには、はっきりした理由があります。2002年、この蒸留所とブランドを買収したのが日本のキリンだからです。
もともとフォアローゼズは、アメリカ本国では長らく安価なブレンデッド・ウイスキーの名前として使われ、本格的なストレートバーボンはむしろ日本や欧州で親しまれてきました。キリンは本国のブレンデッド路線をやめ、ケンタッキー・ストレートバーボンへと立て直します。その名残で、今も「ブラック」と「プラチナ(スーパープレミアム)」は日本市場向けの定番。海外のバーボン好きが、わざわざ日本で探す一本になっているほどです。
フォアローゼズだけの「10のレシピ」
フォアローゼズ最大の個性は、10種類の造り分けにあります。原料配合(マッシュビル)を2種類——ライ麦の多い「B」(コーン60%・ライ麦35%・大麦麦芽5%)と、ライ麦の少ない「E」(コーン75%・ライ麦20%・大麦麦芽5%)——用意し、そこに5種類の自家酵母(V=繊細な果実、K=軽いスパイス、O=豊かな果実、Q=華やかな花、F=ハーブ)を掛け合わせる。2×5で10のレシピが生まれます。ボトルごとに、この10をどう配合するかが変わる。これが味の違いの正体です。
定番ラインナップと選び方

イエローラベルは、10レシピすべてをブレンドした標準ボトル。アルコール40%で軽やかにまとまり、ハイボールや普段飲みに最適な入り口です。

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